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2006/05/26

「君はまだ結べないのか」

父の名言です。
今日、父から電話があって(しょっちゅうあるんですが)話している時このコトバを思い出しました。

私は、そんなに手先が不器用なほうだとは思わないのですが(むしろ自称器用!)
小さい頃から、紐やリボンを結ぶのがとってーーーも下手でした。
小学校の頃なんて、お掃除のときのエプロンも、プールのときの帽子の紐も(昔はあごの下で結んでたんですよーぅ)お友達にやってもらっていました。
数年前、そんな私が実家に行って父のための夕食の準備をしていたところを見て、父が思わず漏らしたコトバです。
だって、うしろで結んだエプロンのひもが、しっかり「おったちむすび」になってたんですもん。
笑笑笑!いいトシの娘がねぇー。父もあきれたことでしょう。笑。

でも、そのあと、父のこのコトバは私にとってとても重要な意味のものになりました。
私が「結べない」のは、紐だけではなかったから。
そのことに気付かせてくれたのです。

しっくりくるコトバや、しっくりくる音楽があるように、
ひとにもしっくりくる間柄というのがあるでしょう。
私はそれがとても不器用なのです。
人と人との繋がりを、やさしく暖かく結びつけていくことが、下手でした。
それどころかパチンと切ってしまったこともたくさんあります。
昔は、すべてを結び付けていくことなど不可能だと思っていましたが、
最近ではそれは「結び付け方」「共鳴のしかた」の違いがあるだけであって
むしろ結びついていることのほうが自然なのだと思うようになってきました。
私は、私をとりまくすべてのものとつながっている。
それはとてもシアワセな感覚です。

父のこの一言はそんなことまで観じさせてくれた、とても感謝しています。
大切な、大切な、父の名言です。
紐はいまでは、ゆっくり、ていねいに、結ぶようにしています。

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