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2006/11/13

「河内山」

ほとんど初!の、午前中の更新でございます。
…いままでお仕事してました!ちょっと気分転換に(夕べ書けなかったし)顔見世みっつめの感想です。

顔見世歌舞伎、夜の部では、なんとも対照的なお坊さんの姿を見ることになります。
…というか、かたや「僧」という言葉がぴったりの先に感想を書いた「良弁杉…」の高僧良弁、こちらは「坊主」というのがはまる河内山。
この河内山、お坊さんでありながら悪党の親分。でも「弱きを助け、強きをくじく」庶民の味方です。
こういうヒーローっていろんなお話に登場しますが、おしなべて強くて智恵がまわるのになーんか弱みがあって(おっちょこちょいだとか、女にめっぽう弱いとか)ひたすらかっこいいヒーローとは違った親しみやすさがあるんですよね。
河内山もそんな感じ、そしてそれをいよいよ本格的に始動された團十郎さんが演られたのですが。
持ち前の明るさで、算段がうまく運べば「ありゃりゃ、うまくいっちゃったよ!ちょろいもんだねー♪」といった風情、正体がばれてピンチに陥っても「ばれちゃったらしょーがねぇ、ひらきなおっちゃうもんねー」みたいな(こんなに軽くないんですよ、じっさいは)、肝のすわったお茶目な坊主が、非常にお似合いでした。
いつものことながら見ためもとても美しく舞台映えする方なので、とても華やかな舞台でした。
この河内山には、名科白がたくさんあるのですが、科白そのものよりも團十郎さんの存在感が素敵でしたし、なによりお元気になって舞台に復帰されたのが嬉しかったです。

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