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2006/11/26

海老蔵さんの狐

三之助、さいごは海老蔵さんです。
勧進帳の弁慶は、ザ・歌舞伎役者といいたくなるくらい押し出しも立派で見栄えがします。
ほんとに、容色に恵まれているなぁこの方は。
でも、目、むきすぎだから!血管切れそう〜!ゲームのキャラみたいだよー。
あと、なんで引っ込みのときに笑いを誘うのだ?あれって観客にお辞儀してるんじゃないよね?
ま、これって私の好みであって、海老様が好きな方にはそれが堪らんのだろうな。

で、狐忠信ですよ。
これはね、猿之助さんにご指導をあおいでいる。てことは猿之助さんの嵌り役、猿之助さんが完成させた猿之助型「四の切」とまでいわれたこの芸を、宗家の御曹子が教えを乞うという。
なんだか考えられないような事件かも。
もちろん素晴らしい芸(猿之助型に好きずきはあろうとも)に垣根はなくって、なおかつそれを型に留めず進化させていくというのは、当然にしてなかなかし得ない、真の伝承だと思います。
でもでも、すごいことだわ!という感情がどうも止めきれず。ざわざわしちゃった(笑)
猿之助さんは、母がとっても好きで「四の切」の素晴らしさもさんざん聞かされていたから、なんだかちょっと、見守るようなキモチで観てしまいました。

…なんか、いとしい狐でした。
いじらしい、というかいじましい、というか。
鼓を手にして嬉しそうな表情とか、ホントに可愛くて、こっちまで胸キュン(死語?)でした。
まだまだこれから、この役をこなして行かれるんだろうなぁという印象は強かったのですが、「一生懸命」な、狐と海老蔵さんが、どうも重なってしまいました。
師匠・猿之助さん(この演目のね)に一生懸命ついていったのでしょう。そんな真摯な感情がみてとれました。
なんだかね、いろんなものが溶け出した、でも溶け出したからこそまだ解けきってない塊がちょっと目についてきた、みたいな複雑な感覚でした。
いえほとんどはね、嬉しい感情なんです。
また海老蔵さんが「四の切」を演るときは観に来たい、と思いました。


ところで今日は、亀治郎さんのお誕生日です。
亀様、おめでとうー!
亀様が舞台にたっていてくださって、私は本当にシアワセです♪
これからも、つつがなく舞台にたちどんどん進化していかれますように。

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