« 浅草 | トップページ | ご祝儀、ご祝儀♪ »

2006/12/26

千穐楽

今年最後の歌舞伎座、千穐楽に昼・夜通しで行ってきました。
冬には珍しい本降りの雨のなか、ほぼ満席のお客さん、雨にもめげず着物を着たかたもかなりいらっしゃって、華やかな雰囲気。
久々の歌舞伎だったので(といってもひと月ぶり)もーう枯れ木に水がしみこむかのように、嬉しくて楽しみでたまりませんでしたのよ♪

今回は、菊五郎さんにいたく目を奪われました。
菊五郎さんをみていると「この方ほんとうにお芝居がお好きなんだなぁ」と思います。
演じることが楽しい。なにを工夫しようか、どんなことをして観客を喜ばせようか、といつもいつもそのことで頭はいっぱいなのでは…という感じです。
だから、ちょっとしたところが気がきいていて、面白かったり泣けてきたりするんです。
今日も「出刃打ちお玉」での、茶屋に来た初な若者が緊張のあまりお酒をたくさん飲んじゃって「とっても足りやしないよ」と奥に取りに行くところとか、「ふるえてるよ」とちょっとからかいながらもどーんと受け止めてあげるところとか、おばあさんになってからその若者(だった人)と偶然再会したときのいたぶり方(笑)とか
ちょっとしたさじ加減だと思うんですよ、それが面白い。
やりすぎたら、しらじらしく、いやーらしくなっちゃう。
…うまいなぁ。

いろいろな感想はまたあらためることにして、
いつも思うんですけど、歌舞伎のお客さん、引きが早くありません?
今日は、今年の、千穐楽なのにー。
もうちょっと、最後は盛大な拍手が続くのかと思ってたたら、あっさり終わって帰り支度。
今年一年、楽しませていただいた感謝の拍手、とかって思っていた私は、ちょっとがっかり。
役者の皆さんは、とても熱のこもった演技で、一年のおさめのお仕事ぶり、楽しませていただきました。

ふたたび歌舞伎に嵌っての一年目、浅草にはじまり歌舞伎座でみおさめ。
一年間、ほんとうに楽しませていただきました。
歌舞伎に嵌ったおかげで、いろいろなものに興味が広がりました。
ほんとうに、ありがとうございます。
来年もまた(すでに観劇の予定がいっぱい!)楽しませてくださいね♪

« 浅草 | トップページ | ご祝儀、ご祝儀♪ »

コメント

>SwingingFjisanさん、そうなんです、引きが早くて!コクーンや浅草ほどでないにしても、7月の玉三郎さんの泉鏡花のとき楽日に行ったら3回もカーテンコールしてくれたので、そんなこともあるのかとちょっと期待してたんですけどね。でも内容が大満足だったので良かったです。
菊五郎さんはほんとうに上手いですよね。「ぢいさんばあさん」私はまだ観ていないんです。観てみたいですー。お玉の最後の台詞、泣けましたよねー。(そのあとも引きが早い観客!笑。じーんとしてる時間がナイの)
やっぱり歌舞伎、やめられません!

>みゅぅさん、見納めとしてはクオリティばっちりの、大満足な内容だったんですよ♪嵐のなか、がんばりましたー。
模様替え、一日だけの冬バージョンはちょっとクリスマスぽかったかな?と思ってこちらにしました。和っぽくて、いいでしょ?

やっぱり、千穐楽夜の部はいつもと変わらぬ引きだったのですね。私は昼の部だけでしたから、何もないとは予想していましたが、1年の最後だけは、何か特別な拍手とか、あるいは歌舞伎座側からも何かあるかと思っていました。
菊五郎さんは、ああいう市井の人をやっても、やんごとなきお人をやっても、道化のような役でも、何でもとても上手ですよね。私は「ぢいさんばあさん」のばあさんが好きです。それと「芝浜」や「文七元結」「権三と助十」のようなダメ亭主なんかもバツグン。このお玉も、その人生を全身で表現していて、泣かせてくれました。
ああ、歌舞伎はやめられない、とつくづく思っています。

こんにちわ。
見納めだったのですね。また来年も楽しんでくださいね。

そうそう、昨日コメントし忘れました。模様替えされたんですね。そして、今日も変わっていてびっくりしました。
今日のは歌舞伎好きのmamiさんにぴったりです。「THE 日本」って感じがしていいですね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/106794/4688914

この記事へのトラックバック一覧です: 千穐楽:

« 浅草 | トップページ | ご祝儀、ご祝儀♪ »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お気に入り☆BOOKS

  • 小川洋子: 「ブラフマンの埋葬」
    ブラフマンという不思議な生き物に関わった私の、ゆるやかな変化の物語。
  • 吉本ばなな: 「デッドエンドの思い出」
    シアワセとフシアワセの境目ってなんだろうかと、そのボーダーラインの不確かさはむしろシアワセな贈り物なんじゃないかと思わせてくれた作品。
  • 駒形克己: 「空が青いと海も青い」
    ぜんぶ広げると1枚の紙になってしまう、不思議な絵本。広げたり畳んだりしてみるとまた、構成が変化しておもしろい。書いてあることは、一言なんだけどけっこう科学的。
  • イワサキユキオ: 「Say Hello! あのこによろしく」
    どのページを開いても、満面の笑顔になっちゃう。笑顔なのに、ウルウルしちゃう。子犬たちの成長が、愛情たっぷりの写真で綴られています。
  • 川上弘美: 「椰子・椰子」
    ありえなさそうなんだけど、ありえちゃうような不思議な日々を淡々と過ごす「私」のへんてこりんなお話。山口マオさんのイラストも可愛い。
  • 西岡常一・小川三夫・塩野米松: 「木のいのち 木のこころ 天・地・人」
    寺社建築に携わる二人の宮大工の棟梁のお話。宮大工という未知の世界の話はとても興味深く、また「真」をみるということは万事共通なんだと感じ入りました。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ