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2007年1月

2007/01/31

カクテル

私はあまりカクテルを飲まないのですが、いただくときは
 炭酸がはいっていないもの
 あまり甘くないもの
をお願いします。
ジンが好きなので、ジンベースのものをよくいただきます。
こういうアバウトなお願いをして、ピタッとくるものを(あるいは期待以上のものを)
出していただくと非常に嬉しいのです。

先日とあるバーの方にお話をうかがったところ、カクテルというのはとっても奥が深いのですね。
お酒の分量はもちろん、氷が溶ける速度、グラスに注ぎきるだけの量、シェイクするスピードや回数…などすべて図ってつくるのだそうです。
氷は、固めかた砕き方によって、温度や溶け出すぐあいがすべて異なるので カクテルの種類によって、あるいは相手によって 細かく砕いたりまるく大きく削ったり、と変えるそうです。

当然バーテンさんにはピンもあればキリもある。
それらを上手く使い分け、特に派手なパフォーマンスなどせずに
けれど人目をひくような華麗さで、グラスにきっちりな量をつくるのが
「ピン」だとか。

そのお店のバーテンさんは、品も礼儀も華もあって、
正しく客商売だけど客の上にも下にも入らない、まことに格好いい風情で、
カクテルの味とともにそのお店の品格も、とてもおいしいのでした。
さりげなく、期待以上のものを出していただいて、最上級の心地よさでゆったりといたしましたよ。
至福のバー、至福のカクテルでございました♪

余談です。

「時効警察」続編のニュースが届いたと思ったら、
時効管理課からも、続編を知らせるメールが届いていましたよ。

↑「時効警察」番組のメルマガです。

霧山くんと三日月さんのコンビがまた見れるなんてー(^0^)
もー、日曜日には眼鏡かけちゃうよっ!
嘘じゃありませんて!(髪の毛ボンバー!だっ)

2007/01/30

ぽつねんに会える♪

噂の「時効警察」続編決定ですよ!
ふふっ。。。
また脱力ギャグで深夜にまったりできるよん。
楽しみなりー♪

ちなみに、今夜はお酒をいただいてご機嫌なちょい酔っ払いでござんす。あははー。

2007/01/29

ほほえみこけし

いま携帯に付けているストラップは、とっても素敵な女性からいただいたものです。
名付けて「ほほえみこけし」。
その名のとおり、小さい(でも本物のこけし同様にキチンと一本の木を削ってつくってあって、着物の柄や顔なんかもちゃんと筆で描いてある)こけしが付いています。

で、すっごい笑顔なの。笑。

くださった方が、笑っているこけしがいいと、こけし作家の方にリクエストしてつくってもらったそうで。
これを、雨の日に濡らしてしまって、着物の柄とかの染料が滲んじゃった時はちょっと悲しかったけど、
それでもこけしはすっごい笑顔のままで、思わず私は笑ってしまった。

笑門来福。

Always in smile.

な感じで、このちいさなこけしに、毎日私は笑顔をもらってます。
だから、「ほほえみこけし」。気に入ってるの。

2007/01/28

しみいる

もうすぐ一月も終わってしまうなあ。
ついこの前「一年の始まりだー!」とかいってキモチを新たにした(はずな)のに。
わたしはなにをしてきたかなあ。

毎日まいにち仕事とか着るものとか本とか映画とか
いろんなことを気にかけているけど
もっととても大切なものもあるよね。

そうして私の近くに気持ちを沿わせてきてくれるひとたちの
暖かさが心にとても染み入る今日このごろ。
こいしいよう、いとしいよう。
ありがとう。ありがとう。

2007/01/27

おぼえがき

「上下四方を宇といい、往古来今を宙という」(『尸子』)

中国の古書。
古くから、「宇宙」は空間だけでなく時元もふくんだ概念だったのか。
時元は、次元。
つねに多次元のものは同時に存在するということか。

2007/01/26

ひとりごと

いまちょっと、なかなか進まない仕事がある。
とりかかってしまえば、きっとすぐに終えられるのに、自分がぐずぐずしているのだ。
ぐずぐずしているのには、いろいろあるんだけれど、
その「いろいろ」は全部、いいわけだということも自分でわかっているわけで。
そういう、ぐうたらでいいかげんで嘘つきな状態だから、いろんなメッセージがくるのだ。

…たとえば、鍵を失くすとか。
きっと、きっとね。
そうやって、いろいろなサインをくれて、気付かせようとしてくれてるんだ。
そのサインでさえも見てみぬふりをしたら、これはもう、いかんのですよ。
ありがとうございますと、受け止めるんですよ、ね。

あーあとね、ちょっと柔らかく受け止めようと思ったの。
おだやかにゆるやかに、でもって決めるのは迅速に。
そういうなかにも楽しさを、忘れずに。

2007/01/25

さじかげん

今日はお知り合いの方と、海幸のお店に行きました。
漁師風な雰囲気のつくりで、素朴ながら居心地のよいかんじ、お店の方も気さくで正直な印象。
お魚は新鮮で、樽に入れて席までもってきてくれたのをその場で選んで、調理法もリクエスト。
おいしくって「はなまる」でした♪

そこで、その方と話したことの一(ひとつ)。
最近いろんなことが起きているじゃないですか。
なんでこんなふうになるんでしょうねぇなんて。

その方いわく
最近では、正しいか正しくないか、白か黒かのどっちかで、間のグレーゾーンってものがどんどん少なくなってる気がする。
グレーゾーンっていうのは、見方を変えれば、許容量の触れ幅みたいなもんで、これは悪い部分もあるかもしれないけど、「必要悪」ってのもあるからね。
キレイなものだけで毎日がつくられてたらさ、人間が本来持ってる黒い部分は、どこにいっちゃうのさ。
そっちも少しは認めてあげて、ちょこちょこ出してればいいのにさ。
白いとこばっかで暮らそうとするから、ガマンできなくなっちゃうんだよ。
その「グレーゾーン」の扱い方はさ、経験がないとうまくできないからね。
さじかげん、ってもんが人間が生きていくのに、どんなに大切か。
白か黒か、だけではつらすぎるんだよ。

なるほどそうだと思いました。
日頃、自分でも思っていて、でもなかなか言葉にできなかったことを、とってもうまく表現されているというか。

白黒はっきり、という風潮は、たとえば私が毎日関わっているインテリアの業界でも、その商品性能に如実にあらわれているなぁとも思いました。
たとえば、照明器具などは、センサ付きのものが非常に増えてきています。
これは、人がくればそれを感知して自動的にあかりが点いてくれる、とても便利なもので、防犯にも一役かっています。
が、逆にみれば、これは「照度」とか「温度」とかのデータで判断されるもので、人間が体感するものとは少し違います。
「このくらいの明るさだったら、外灯は点いてたほうがいいかな」とか
お隣のお家にへんな人が侵入してないかなんとなーく気を配ってたりとか
トイレを出るときに電気を消したかちょっと気をつけるとか。
ほかに考えることがたくさんあって、忙しいから、と言われそうですが、こういうなんでもなさそうなことを、考えられなくなることのほうが、生活力を乏しくさせてきてるかと。
そういう、毎日の積み重ねが、「ちょっとしたさじかげん」を配慮できる気ばたらきを、育ててくれるんじゃないかと思うのです。

もう少しアナログに、人間とつきあっていったら、大切なさじかげんも培われるんだろうに、と
今日のその方のお話を聞いて、思いました。

2007/01/24

なんとなくオーガニック。

私は家ではめったにお肉を食べません。
なんかね、いろいろと経験積んできたらあまりいらなくなりました(笑)。
とはいっても、外で出された時などに残すようなこともしませんけど。でも焼き肉とかはご勘弁を、って感じです。
で、家でつくるお料理は野菜や豆類が中心になるのですが。。。

今日つくったカレーに「大豆ミンチ」を入れてみました。
大豆をつぶして乾燥させたものですが、これを水で戻して使います。
オーガニックの食材屋さんで薦められて買ってみたのですが、
ちょっと挽肉みたいな食感で、味にコクをつけたいときなんか、とっても便利。
今日はちょっと和風に、大根・人参・油揚げ・舞茸・えのき・ツナにこの「大豆ミンチ」の具。
お水は使わずフレッシュトマトとカレーのスパイスでつくりました。

自分でつくっといてなんなんですが、美味しかったー!(自己満足大王なので気にしないでくださいー)
大豆ミンチは、いろんなとこに使えて便利なので、お肉がいただけない方は試してみる価値、ありですよ。
乾物だから長持ちするし好きな量だけ使えるし、これでハンバーグや炒め物なんかも抜群にOKだし。
いままであまり使ってなかったのですが、これから大活躍しそうです♪
お豆って、ほんとにスグレた食材ですよね!

…ちょっと、調子にのって食べ過ぎたので、まだお腹がいっぱいです(^o^;;

2007/01/23

ミルキー食べたくならない?

いろいろなところでいろいろな嘘が噴出してる。
雪印があったんだから。
「あるある」だって前にもやってるんだから。
学習しましょうよ。
わかっててやってるのは一番、始末が悪いでしょ。

ただねぇ、どこまでが嘘でどこまでが本当かのボーダーラインを引くのは
けっこう難しいと思うんですよね。
いつまでが消費期限なのか。
どこまでが捏造で、どこまでが番組的演出なのか。
どれくらい切羽つまっていたのかいないのか。
自分の本質のところにある良心の問題だと思いますが。

その「良心」はわかっていて、押さえきれなくなって噴出したのでしょうね。
滞ったものは、お掃除せねばなりません。

すっかりすっきりして、ほんとうの「ママの味」に戻ってきて欲しいなぁ。
ミルキーって、大人になっても、ぽちっとつまむと懐かしくて美味しいんだもの。

2007/01/22

新感染

新感線×染五郎「朧の森に棲む鬼」@演舞場に行ってきました。

新感線は、あいかわらず殺陣がすごい。
ストーリー的には、ラストの、ライの生き様死に様が思ったより軽くまとめられちゃって消化不足が残ってしまった(自分の中でね)けど、
それから人を斬るシーンとか女を殴るシーンとか多すぎてリアルすぎて、なにこれーという部分もありましたが(以前はもっと、美しくて動きの技量がすごくて良かったような気がするんだけど、今回はなんだかグロかったなぁ)
全般的にはとても面白かったです。
特に、一部はよくできていて引き込まれました。

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2007/01/21

新春浅草歌舞伎

浅草はいい街です。
親しみやすさと伝統と、ちょっとした下世話さと昔からの格式と、入り交じって溶け込んでいます。
新年の浅草歌舞伎の仲見世通りには
Maneki070119_1こんな「まねき書き」や


Hagoita070119錦絵の描かれた羽子板など

お正月気分でいっぱい!
仲見世以外にも、伝法院通りや六区ブロードウェイなどに、演芸場やらお三味線のお店やら、おまんじゅうや佃煮、舞台衣装か?と思うようなけばけばしい洋品店、かと思えば和装小物のお店…。
1年ぶりに楽しんでまいりました。

さて、肝心の浅草歌舞伎です。

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2007/01/20

横浜

今日は横浜で仕事でした。
横浜は生まれ育ったところで、ここ10年ほどは離れているけれどずーっと住んでいて。
今でも一番大好きな街です。

むかしは赤煉瓦の倉庫のあたりは、くずれそうな赤煉瓦ともう使われていない線路とがなんともいえぬ風情だった。
山下埠頭では港湾作業車がうねうねと動き回って、大桟橋の向こうの海でタグボートがポンポンと走り回ってた。
そんな風景も今はもうほとんどありません。
かわりに出来た新しい風景に、小雪が舞っていました。

寒かった。大寒の名のとおり。
新しい横浜のそんな風景も好きだけど、なんといってもこの空気が肌になじみます。
本町から海岸通り。山下町。C突堤。
博物館とか銀杏並木とか。

帰ろうかなぁ。帰りたいなぁ。横浜。

2007/01/19

しくじったりー!

今日は辛口友の会で浅草歌舞伎。
仲見世を散策し、あげまんじゅうなんか食べて、歌舞伎の方もなかなか楽しめたし、そのあとのお食事も浅草らしく味があって、たいへんご機嫌で帰ってきたところ…。
鍵がなーい!
バッグのどこかに紛れ込んだのかとよくよく探しても、
やっぱりなーい!
どこかで落としたんだろうか…。
あいにく合鍵を持ってる人も、今日はいないし、仕方なく「鍵の110番」に来てもらいました。
で、やっとこさ家に入れて良かったのですが…。
思わぬ散財でした!
オートロックのほうの鍵は、合鍵でなんとかなるのですが、鍵を落としたかもしれないことを考えると、いちおう玄関のほうの鍵は交換したほうが良いということに。
鍵を開け、交換する作業費や部品代、出張費、夜だったので深夜料金、などなどで3万5千円ほどかかりましたよ(泣)
でもそのわりに落ち込みが少ないのは、やっぱり今日楽しかったから?・・うん、楽しかったよん♪
…てことで浅草レビューはまた後日。
3万5千円ぶん働くぞっ!

2007/01/18

おいしいことはいいことだ♪

仕事帰りに、なんとなく誰からともなく「ごはんたべて行こうよ」モードになり、みんなで寄ったイタリアンのお店がとても美味しかったー♪
広尾なんだけど、お値段も手ごろで時間も遅くまでやっていて。
トマトソースのニョッキも海幸フィットチーネもルッコラのサラダも…うまかった!
それに山盛りのパンもうまかったー!
日頃、それぞれのペースで仕事を終えるので、帰りもめったに一緒にならない面子だけど、たまにはこうやってみんなでいるのもなかなかいいことで。

あのお店も美味しかったけど、みんなで食べたから楽しく美味しかったんだろうねぇきっと。
このお店にはまた行きたいと思います。(^-^)v

2007/01/17

♪鐘に恨みは数々ござる

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」(玉三郎&菊之助)を見てきました。
思えば去年、歌舞伎に嵌り出した早々に観たのがこれでした。
あんまりキレイで、そのころは今以上に知識も全然なかったし長唄もあまり聴き取れなかったし、ただただポーっと見とれてしまいました。
夢の世界のように美しかったんですよ。

で、そのあと知識がほんの少し付いてきて、いろんな方の評も読んだりして、ただポーっと見惚れるのも一興だけれど、もう一度(といわず何度でも、が希望なんですが)観たいと思っていたので、シネマ歌舞伎として上映してくれてホントにありがたいことでした♪

…で、けっきょくまた、あらかた見惚れてしまいましたが(^-^;
でも、一応そんな中での感想を。私的メモでございます。

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2007/01/16

なんだ礼央化

なんだ礼央化―ダ・ヴィンチ版 (ダ・ヴィンチブックス)Bookなんだ礼央化―ダ・ヴィンチ版 (ダ・ヴィンチブックス)

著者:土屋 礼央
販売元:メディアファクトリー
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「なんだ礼央化」が届きました。
ちょっと読んでみました。といってもWEBダ・ヴィンチで連載していたものなのでだいたいは知っています。
なので最後の、お父様との対談を読みました。

礼央さんのお父様は、有名な日本画家、土屋禮一さんです。
かくいう私も、かつて(究極に趣味レベルで)日本画を描いていたときがあり、土屋禮一さんの作品もたびたび見ていましたが、ことに龍の絵などはとても心に残るものでした。
どこぞの高名なお寺の襖絵なども描かれていたと思います。

で、礼央さんはRAG FAIRというアカペラバンド、ズボンドズボンというバンドでヴォーカル作詞作曲をやっているひとです。
とてもへんなひとです。でも私は大好きなんですが。
論旨の組み立てとか発想とかだじゃれとか、へんだけど好きです。
礼央さんの曲も声もこれは文句なしにとても好きです。でもへんなひとです。

お仕事の側面からみると、どうもこのお二人が親子だと、なかなか結びつかないでいたのですが
お父様がご自分のアトリエに「各与亭」(=描く予定。いつになることやらという意味らしい)と名付けていらっしゃるという話を読み。
…親子だ…。
と思いました。
これだけで「なんだ礼央化」買ってよかった。
と思いました。
あはは。。。

2007/01/15

シンクロニシティ

「風林火山」第2話。
まだまだ出会うにはほど遠い距離のある勘助と晴信だけど、それぞれが共に身の置き場所のない孤独を感じる境遇にあったことが語られる。
勘助は養父母に裏切られ、晴信は父に疎まれる。
その魂のシンクロする様相が、勘助においては実の兄に闇討ちされ、故郷にいられなくなり、晴信においては年端もいかぬ弟と手合わせさせられ、何かを感じてわざと負けてみると嬉しそうに笑う父の姿を見る、その「戦い」「傷つく」シーンを重ねることで表現されていた。
惹かれ合う魂を追いかけていくのには、あまりにわかりやすく印象的な運びだけれど、実際「ツインソウル」というのは離れていても同じ時期に同じような行動をしていることが多いのだ。
勘助と晴信がそういう繋がりで表現されていくのかはまだわからないけれど。

とても興味を惹かれ次回も、その次もずっと見ようと思わせてくれて、嬉しい。
亀治郎さんの晴信もいよいよ本格的にお出ましのようで、もーう、マンモス嬉しい♪(いつのコトバだっ)

…この「風林火山」を、新年会に参加の皆様は、亀様と一緒に、見たのねー!
いいなーいいなーいいなーいい(以下省略)
土日に仕事を入れないのはほぼ無理なので、行けなかったのー(T_T)
行きたかったよーん。
…お仕事から帰ってきて、録画していた「風林火山」を、ひとりで見ましたー。。。
なんとなく淋しかったけど、、、
面白かったから、、、いいやっ!
来年は、行けるようにがんばろっと!(^-^)v

2007/01/14

雑穀ご飯

ご飯を炊くときはいつも、普通のお米+発芽玄米+雑穀を、適当にブレンドしているのだが、雑穀をきらして買い求めにいったらお気に入りの雑穀が、、なーい!
押し麦だのはと麦だのあわだのひえだの、のほかに、小豆や黒豆が入っているのが好きなのだ。
いつも行っている自然食品のお店にもないし近所のスーパーにもないし…。
今や白米だけのご飯がもの足りない私、どうしようかと思ってたらなーんと!
丁度良くポストに投函されていた広告が、とっても欲しいラインナップにドンピシャリ!
いつもはポストインされてる広告などすぐに捨ててしまうのだが、部屋までちゃんと持ち帰り、内容を熟読してお買い上げ〜♪
届くのが楽しみだ。

こんなふうに、さりげなくタイミング良くやってくるものには、きっとご縁があると思う私。
中には、せっかくタイミング良く到来してるにもかかわらず、気が付かず見逃しているものもあるに違いない。
そういうものに細やかに気付いて、スムーズな流れの中に身を置きたいなぁと思う。

2007/01/13

花が咲いた

いまのマンションに引っ越した時、前に住んでいた方が「ここに居たいみたいだから」といって置いて行かれた植物さんたちが、いくつかある。
ジャコバサボテンもそのひとつで、ただほかのものたちと違うところは、まだ株を分けられたばかりで、根がついていなかった。
その後、様子をみて挿してあったグラスから植木鉢に移し、根がつくのをゆっくり待ったけれど、なかなかそんな気配はなく、葉っぱも増えないし背も伸びないし、枯れる様子だけはなかったけれど「この子はいったいどうなっちゃうんだろう?大丈夫かなぁ」とずっと思っていたのだ。

それが、今年、はじめて蕾をつけ、キレイな花を咲かせた。
あいかわらず背も葉も伸びていないので、短い葉っぱの先に、重たそうな花を付けている。
反対側に、もうひとつ小さな蕾がある。

嬉しい。。。
じっとじっと待って、準備を整えて、やっと花を咲かせたように見えるこのサボテンさんに、「ホントによかった、ありがとうね」という気持ちが溢れる。

嬉しくて、前の住人さんに報告したところ「サボテンさんは感性の鋭い植物だから、たくさん対話ができますよ」とお返事がきた。
人間だけではなくて、いろいろなものたちと交流を持つことができるのは素敵だ。
ちょっとそんなつもりで交流(?)してみたら、特に力んで花を咲かせているのではなくて、状況が整ってその時がきたから自然に咲かせているのだと言っているみたいだった。
力はいつでも、同じ加減だよと、言ってるようだった。

俊寛の自己犠牲

ずっと書きたいと思っていたことだ。
でも、わたし自身にとってのひとりごと、メモ程度のことでもある。

寿初春大歌舞伎で観た「俊寛」は、実は特別観たい演目ではなかった。
なのに、吉右衛門さんの演技には見事に泣かされた。
泣かされたということは、どこかに共感を覚えたからだと思うのだが、涙のあとにくるものは何やらわりきれないキモチである。

俊寛は、僧ではあるけれど政治的敗者で、謀の共謀者とともに鬼界島に流されている。
数年ののち島に赦免を告げる使者の舟が着くが、赦されて島を出ることのできるのは上意のあった3名のみ。
この島に流されてから島の海女と結ばれた康頼は、妻を伴って島を出ることができない。
島に置いて行かれる海女・千鳥の悲しみをみて、俊寛は自分が島に残り千鳥を舟に乗せることを決意する。
かくてつらい別れののち、はるか海の彼方に去っていく舟を追いつつ島にひとり残される俊寛の嘆きで幕がひかれる。

…美しく感動的な犠牲の精神である。
子供のころ読んだ童話(「クレオ・愛の学校」とかそうだったと思う)にも、そののち映画や小説にも、この手の話は多く見かけられる。
でも!
自己犠牲のうえに他の幸せは成立しないと、それは愛ではないと、私は思うのだ。
考えてもごらんなさい、こうして故郷に妻を連れ帰ることができた康頼は、「これも俊寛のおかげ」とつらい思いで感謝しつつ、「俊寛のためにも幸せにならなければ」と、またつらい思いで決意するであろう。
なにか心の奥に楔がひっかかっているようではないか。
いっぽうの俊寛は、「康頼たちは添い遂げられる」という安堵とふたりの幸福を思う気持ちでいっぱいであろうが、その反面自分は「死んだも同然」な生き方を選んだのだ。
はてしない孤独感、諦め、悲しみとともにただ残りの時間をつぶすのみである。
これでは「俊寛」というひとのカラダに宿った「魂」に、申し訳ないのではないか。
こうして傷ついた魂は、ずっと悲しんで、世をはかなんで、負の影響を周囲に飛ばし続けるんではなかろうか。

古来、日本には、非業の死を遂げたひとを「神」として祀り魂鎮めをするという習慣があるようだ。
またあまたの宗教も、自己犠牲の逸話を多く伝えている。
これがよしとされていたのか、それとも人間のどうしようもない業として語られているのかは良くわからないけれど、私たちは「それは乗り越えられるのではないか」ということを、直感的に知っている。
乗り越えることがとても困難なこともわかっているけれども、可能性があることを知ってしまった以上、その心の状態はなんだか不十分な、わりきれないものとして残るのだ。
そして乗り越えられないまま放置されている悲しい魂にも、共感できるのだ。
ほうっておけない煮え切らなさが、そこには在る。

このようにこの物語には本当にすっきり感がないけれど、そしてまた人間の、そういう「弱さ」を表現したものなのだろうけど、
もっとも興味深いのは、演じる吉右衛門さんがそのあたりをどのように解釈しておられるのかということだ。
おそらく吉右衛門さんも、直感的に「ココロを切り替えれば変わらない状況も乗り越えられる」ということはご存知のはずで(「自己犠牲」というものを時代による違いだけと捉えるのは少々不足なような気がする)、役としてあの感覚を捉えておられるのであれば、ご自分のなかでどのように昇華されているのだろう。
悲嘆にくれる魂を(しかも、自分はその悲しみを越える術をわかっているとしたら)演じるのは、どのような感覚になるのだろう。
それを超えてのお芝居でなければ、あのような芯のとおった、涙を誘うような演技にはならないと思うけれど。

見方がまだまだ浅いのだとは思うけれど、今の私が感じた素直なわりきれなさなので、いちおうメモしておこうと思う。
「俊寛」、きっとまた観てしまうだろうし、観たら泣くかもしれないなぁ。
吉右衛門さん限定かもしれないけど。

2007/01/12

化け猫、パラパラ、チョットチョットー!

200701121524000_1200701121733001今日は国立劇場「梅初春五十三驛」でした。
半蔵門は、その昔勤務先があった懐かしいところ。しかも、場所もT-FMのそばで、なんでそのころ歌舞伎観に行ってなかったんだろー!と勿体ないやら悔しいやら。
当時の懐かしさも手伝って、半蔵門に行くと必ず「一元屋のきんつば」と「rosaのロールケーキ」を買いたくなっちゃうのよー。
でも今日は、開演時間4時、こんな時間にrosaのケーキがあるわけない。って、やっぱり見事に売り切れてました。残念。きんつばはシッカリ買い込んで参りましたが(笑)
両方とも、本当に美味しいので、行かれる機会のある方は是非ご賞味あれ。

で、肝心の「五十三驛」ですが、もうっ!噂通り本当にいろんなことがてんこ盛り!
特大幕の内弁当みたいで、ものっすごくお腹いっぱいになりました。
なにしろ五十三驛を渡り歩きながら失われた宝剣を、奪ったり取りかえしたり横からちょろっと盗んでいったり。で、合間に鼠の妖術は使うわ、化け猫は出るわ、劇中劇の田舎芝居ふう車引やら、お七が登場し櫓に登るわ。おまけに宝剣を奪うために、同じ登場人物がわざわざ違う人物を語って登場するもんだから、もうバタバタのゴチャゴチャ。(←私のアタマの中が)
観てて息切れするくらい。なんてったって五十三驛、5時間弱で日本橋まできちゃいましたから(違)
ワタクシにはちょっと、トゥーマッチ、でしたわー。あーツカレタ。

でもお芝居の中に子猫のパラパラがあったり、手拭い投げがあったり(これはお正月の国立、恒例なの?)流行りのギャグを入れてきたり、さすがサービス精神旺盛な菊五郎劇団なのでした。
品川・御殿山の場での満開の桜のなかに立った菊之助さん、素敵だったわー。
女形も美しくていいですが、今日の白井権八もまた色気があって、若衆もいいと思いました。
それから、相変わらず松緑さんが清々しく素敵でした。

2007/01/11

やっぱり亀様♪

今日更新されていた亀治郎さんの日記(これはもしかしたら亀プロクラブの方しか見れないのかな?)を読んで、感動してしまった…。
本質を掴み得たような、一点の曇りもない、そんな清新で穏やかな光を感じます。
そういうことを文章で表現できる、亀治郎さんって、やっぱりすごい。

きっとぜーんぜん異なった次元でのことですが、私も、自らの本質から自然に発したことが、柔らかく鋭くクリアな光となってはるか彼方にまで放たれていったのを見た、そんな経験があります。

それはきっと、繊細で力強い波動に満ちたものだったのでしょう。。。
またまた惚れなおしましたー。
すごいお方でございます。

おめでとう

亀治郎さんが、朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞!
おめでとうございます!
今年は、去年にもまして大躍進!の年になりそうですね♪

1/10付の朝日新聞に記事があるということなので、さっそく朝日を購読している実家に、おとりおき依頼しました〜♪

2007/01/10

「隠された十字架」

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)Book隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)

著者:梅原 猛
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(梅原猛著)を読んでいます。
すっごい面白い。
どんなものかというと、奈良の法隆寺の謎を掘り下げるという論文です。
ひいては聖徳太子の謎にも迫るという。

で、脱線して漫画の「日出処の天子」(山岸涼子・聖徳太子のお話)もあらためて読んでます。
以前こちらに足を運んでくださってるお友達(と呼んでいいですか?カビリアさーん)が教えてくださったのですが、山岸さんは「隠された十字架」にインスパイアされて「日出…」を描いたのだそうです。

で、これがまた並べて読むと面白いのですよ。
梅原猛の視点も卓越しているし、山岸涼子もすっとんでいますよ。なぜあのような発想が沸き上がるのでしょう。

「隠された…」はもう三十年以上も前に書かれているものなので、現在新たな視点が生まれているのかいないのかは、また知りたいところではあるけれど、
とりあえずこの時点での見解はたいへん興味深く、なにより私は「法隆寺」に関する知識に浅く、そんなに謎があるとは知らなかったわけで、
そう考えると寺院建築の伽藍配置とかそれに隠された意図とかというのは、掘り下げるといろいろな解釈が成り立つのだということを知っただけでも収穫でした。
(すべての様式、デザインには意図も意識もあるという、いってみればあたりまえのこと)
このことは、当時の日本人が「神仏」に対してどのような存在として捉えていたかを知る手がかりであり、私にとってはその辺りがイチバン興味深いのであり。

…というわけで、まだ途中ですが、そしてメモを書いた付箋を貼りながらでないと論旨がなかなかつかめず、電車の中で気軽に読めるという感じではないのですが(とはいえ座れたら直ちにポストイットとペンを取り出して読み耽るワタシ)
とにかく面白ーい!
上代(古事記とか万葉集とかのころのことね)文学に、また嵌りそうです。

2007/01/09

ほんとのこと

ほんとに思ってることを
言う必要のないところは除いて
本気で相手に伝えるのは
とてもむずかしい。

すべて話したから「ほんと」というわけでもないし

話さないところもあるからといって「うそ」なわけでもない。

なんかさ、うまーくできないもんですかねぇ。
やっぱり、手間ひまかかるよねぇ。

「伝える」のって。

2007/01/08

「決闘!高田馬場」

パルコ歌舞伎「決闘!高田馬場」DVDがいよいよ発売されます。
パルコで予約したので年内に届いていたため、お正月休み中にすでにゆっくり見ていたので、いまさらなんですけどどうしても!なキモチで。感想です。笑。

いやこんなに面白かったとは!とあらためて。
劇場で観たときとはまた違った面白さを発見したり、モチロン席によっては見えづらいシーンもあったりしたのでよーくわかって良かったり。
一部では「これは歌舞伎か!?」と言われていたそうですが、確かにもちろん古典とは大違いなわけですが、これはこれで面白い。
ミタニンテイスト満開ですし、三谷作品大好きな私にとってはまさに大好物!な感じでした。
但し、古典あっての…という存在ではありますが。(こういうテイストの歌舞伎ばっかりじゃやっぱりいやなの)

あと、特典映像の舞台裏やインタビューがたいへん面白いもので、染五郎さん亀治郎さん勘太郎さんはもちろん、三谷さんがどんなコンセプトで、どんな姿勢でこの仕事にかかっていたかが垣間見れました。
DVDのいいところは、気に入ったところを何度でも見れること!
私も何度かリピートしてしまいました。
本編はもちろんですが、この特典映像だけでもお値段分は楽しめますよ。
パルコ劇場で観た人も、観なかった人にも、相当、おすすめ!です。

2007/01/07

「風林火山」

いよいよ今夜から、でした。
楽しみにしていて、ビデオにも撮りましたよ。えへ♪

内野・勘助はなかなかかっこいい。粗野で汚れていてもキラリと光るものを持っていますね。
テレビではあまり見たことがありませんが、舞台では去年観た「メタルマクベス」も良かったし、随分前に観た文学座の公演(忘れた…うろ覚えで失礼!)も良かった。
情熱的で骨太な感じの俳優さんです。
今夜を見たかぎりでは、内野さんや千葉さん仲代さんなどの存在感もあってか、ドラマ全体も骨太な印象を受けました。

軍師である勘助を主役に、というのはどうなるのか楽しみ。
今日を見たところでは、いまひとつ地味な印象はぬぐえない。
私の個人的な印象だと、たとえば諸葛孔明ほどに華があって魅力があるようには、山本勘助は思えない。
というか私の中では武田信玄がとても魅力があってどうしてもその影に隠れてしまうのですよ。
反対に、劉備玄徳はあんまり好きな武将じゃなかったから、孔明に目が行ったのかもしれませんが。
…そうじゃなくて。
なので、新しい勘助像(+日本の戦国時代における軍師像)が見えてくるのが楽しみなのでありますよ。

で、今日は亀治郎さんがワンシーンしか登場しなかった(結局これだ)。
来週からは登場するのかしら。早く亀治郎・晴信様をとくと観賞いたしたいです。

あっ、扉座の有馬さんが、たくさん出ていて嬉しかったです♪
けっきょくミーハーなワタクシ。ごめんなさいー(^-^;;;

2007/01/06

寿初春大歌舞伎・夜の部

歌舞伎座夜の部は「郭三番叟」。
雀右衛門さん、魁春さん、孝太郎さん、芝雀さんを見てるだけで、春がきますよー♪
まさに眼福至極。
富十郎さんは、せっかくのご出演なのにあまり見せ場なく終わってしまったような印象で、残念!
富十郎さんなんだからー。もっといい見せ場が欲しかったよーぅ。

二本目「金閣寺」、これは見応えありました。
舞台の設えもこの上なく美しい。以前も書いたと思いますが、舞台装置の襖絵屏風絵の類が、それはそれは美しいのですよ。
今回も「金閣寺」ということで、金箔地に牡丹やら竹やら、松に雪の絵やらを書き込んだ襖や壁や、カキワリの絵が、素晴らしいんです。
そしてまたこのセットの中で、玉三郎さんの雪姫の衣装が美しく嵌っていること一幅の絵のごとし。
これだけでも楽しませてくれますが、お芝居もなかなか良かった。
玉三郎さんは前半、ほとんど動きがなくていわゆる「姫」状態なのですが、後半の見せ場、桜の木に縛られながら花びらと涙で鼠の絵を描くあたりはなにかが宿ったような色香と執念の気を感じさせるような演技でした。
あとで知ったのですが、舞台上の桜の木の位置は多くは上手側にあったそうですが、今回は玉三郎さんなりの解釈を加えて下手側にもってこられたとか。
雪姫が縛られてから夫の直信が引き連れられてきますが、この登場が上手ということを考えれば、桜が下手にあったほうがふたりの距離感が強調されて効果的かと思われます。
ならばなぜ今までの多くは上手側だったのか、これも調べると面白いかもしれません。
私は今回初めて「金閣寺」を観たので、上手の桜の存在感がつぶさにはわかりませんが…。(この場合も直信の登場は上手なのか?とか…)
舞台のつくりについての話が多くなってしまいましたが、こうした派手な設えは新春にふさわしい華やかさだったと思います。

三番目は「春興鏡獅子」勘三郎さんです!待ってましたぁ!!
お正月に勘三郎さんの鏡獅子を見れるとは〜!ほんとにお正月って感じで嬉しい!
勘三郎さんは、弥生もよければ獅子もよい。
弥生が持った獅子頭から獅子が乗り移るあたりなどは出色の表現力、流れも必然性もまっく違和感なく、それぞれの個性を踊り分けてしかもそれぞれが素晴らしいなんて、なんてすごいんでしょう。
胡蝶のふたりもなかなか息があってよろしゅうございました。私的には若干鶴松くんがポイント高し。
もうこれでお正月を満喫だわー♪とすっかり満足でした。

が、もう一本あります夜の部!「切られお富」でございます。
これは、残忍なシーンもあれど「これでいいのー?!」と突っ込みたくなるほど(笑)なんだか調子のいいお話。
なんといっても、ブラボー!と言いたくなるくらい「ワル福助」が素晴らしいの。
福助さん、こういう悪いオンナとか、意地悪とか拗ねんぼとかを演らせたら本当に嵌りますね。
悪くてズルいんだけど、ある意味、すっごくまっとうに成立している。笑。
ぜひともこういうお役をたくさん演って、楽しませていただきたいものです。

…と、かけ足ですがひととおりの感想。
お正月だけあって、豪華キャストで楽しませていただきました。
来月は、忠臣蔵の通しですよ。これまた楽しみ。
先月、天童に行ったとき奇しくも、広重美術館で「忠臣蔵」全段の浮世絵を見ていたりして、なんだかご縁を感じますー♪

2007/01/05

石山寺と紫式部展

今日からお仕事でしたが、ちょうど銀座にいたので、招待券をもらっていた「石山寺と紫式部展」に行ってきました。
紫式部が源氏物語を書いたのは石山寺であるという謂れから、石山寺には紫式部関連の所蔵物が多いということで、紫式部の肖像(?)や源氏物語絵巻、石山寺縁起絵巻などが展示されています。
平日の夕方で比較的空いていたので、ゆっくり見ることができたのですが、男性のご年配の方が多くてびっくり。
ふつう、こういうとこって、年配の女性でごったがえしている印象だったのですが、源氏物語絵巻って、男性にも人気があるのでしょうか?

源氏物語は大昔、全巻読んでいたんですが、かなりキレイさっぱり忘れていて(苦笑)絵巻に表現されている内容も、原典をよく知っていたらもっと楽しめたのになぁとちょっと残念でした。
なにしろ54帖もある大長編なので、それを一幅の屏風(実際には六曲一双もの×2本、とかになっている)に表現するだけでも、構図にさぞかし苦労したのでは〜という感じ。
でも、屏風絵を見てそれで源氏物語のストーリーを想起できたら、とても楽しい知的な空間ができるなぁと。
とても贅沢なことですよね。
絵巻物にしても、屏風にしても、昔の日本の文化って、その背後にある物語を知って初めて楽しめる、みたいな要素があって(もしくは絵解きの道具として使われてたとか)そのもの単独ではなく、他のものとのつながり、拡がりがあるところが深いなぁと思います。

紫式部が石山寺の一室で「源氏物語」を執筆していた、の図がたくさんありましたが、紫式部像についてはなんともよくわかりませんが(笑)
でも当時の女性って、ホントにあんなに動きづらそうな格好してたんですよねー(感心)
絵巻などでは女性はほとんど床にぱったりと臥したような姿勢で描かれてますが、一説には衣装が重くて自然とああいう姿勢になってたとか???

ところで、石山寺は歌舞伎にも登場する高僧「良弁」が建てたものだそうです。
去年歌舞伎座で仁左衛門さんの良弁和尚を観たのも記憶に新しかったので、そういう意味でも興味が増しました。
ひとつのものを、様々な視点で見れることは、とても楽しいことですね。
この展覧会は1/8まで銀座松坂屋でやっていますので、興味のある方はぜひに。

寿初春大歌舞伎・昼の部

昼の部はおめでたく「松竹梅」からスタート。
松、竹、梅の3段に分かれての長唄舞踏ですが、明るくてお目出たくて、いかにもの新春向けな趣。
わーきれい、初春ってかんじー、なんてぽーっと思っているうちに終わってしまいましたが。
梅玉さんの雅やかな雰囲気とか、竹の巻の雀さんたちのチュンチュンしてお目出たい感じとか、
梅の巻の衣装の美しさとか、やっぱり、ぽぅーっとさせてくれる素敵さでした。
芝雀さんが雀右衛門さんにそっくりで、一瞬ずいぶん動きのよい雀右衛門さんだなあなんて…いやそこまでは見間違えませんが(笑)、どんどん似てらしてびっくりです。
とっても美しくて、見惚れましたー。

つづく「俊寛」は、お正月には暗いんではないのー?と思っていましたが、
じっさい暗いんですが、
でも吉右衛門さんさすがだよーう、まんまと泣かされてしまいました。
歌舞伎初泣き。
島に残る選択をした時点で、俊寛は死んだも同然の生き方を選んでしまった。
俊寛がひとり鬼界島に置いて行かれ、舞台が廻ってまわりじゅう海に囲まれたときには、俊寛のたったひとりの孤独のつらさ悲しさが伝わってくるとともに、こちらが吉右衛門さんを(俊寛です)無情にも置いてのうのうと舟に乗っているような、つらくせつない気持ちになってしまいましたよ。涙。
段四郎さんの意地悪っぷりも、堂にいっててよかったです。

「勧進帳」は、11月花形で観たばかり。
いかにも歌舞伎らしいんですが、なんだかお腹いっぱいな感じ。(ごめんなさい)
芝翫さんの義経が、清廉できりりとした覚悟があって素敵でした。
弁慶の着物の柄(筋書きにも柄めだけが載っていましたが)なんのモチーフなんだろう?
気になったので調べてみなきゃ。すごいいいデザインだったんですよ。
きっと伝統柄か梵字かなにかかなと思いますが。。(無知が悲しい・苦笑)

「喜撰」は、いよいよ待ってましたの勘三郎さん。
ずっと、長らくの襲名興行で地方を回られていたため歌舞伎座ではほんとうにお久しぶり。
去年は私はコクーンでしか観ていないので、古典の勘三郎さんが見ることができ眼福ものでした。
軽妙な味の踊りで、玉三郎さんとの息もぴったり!
勘三郎さんの踊りは表現が手にとるようにわかります。
酔ってうかれて踊っているとか、ひと目惚れしたお梶にすりよったりとか、身ぶり表情の表現が細やかで具体的。
中村屋さんの芸風のようですが…。
勘三郎さんは、さすがのうまさでした。

さすがさすがとばかり書いてますが、お正月だけあって、「さすが」な役者さんがずらりと揃ってるんですもん、贅沢で楽しい時間を過ごさせていただきました。
ちなみに、私はいつも月後半に入ってからの観劇がほとんどだったので、今回はじめて、舞台写真もない、筋書きにも写真が入っていないのを経験。なんだか後半もまた来なきゃ!な気分になったのでした。笑。

2007/01/04

初歌舞伎♪

今年初めての観劇は、歌舞伎座へ♪
昼・夜通しで観ちゃいました。
ちょっと疲れるけど、今月は国立・浅草・演舞場とたくさんあって、昼夜別の日にするには休みをたくさんとらねばならないので…(^-^;;;
本当は初日に行きたいところでしたが、やっぱり三が日は家族をおいて出づらいのでねぇ。(家族で歌舞伎はありえない前提・笑)

でもやっぱり、新年らしく櫓や垂幕、紅白のお餅の飾り…などなど、お正月気分満載。
雰囲気も含め、演目ももちろん、とってーも楽しんできました。
それぞれの感想は、またあらためて。
でも、久しぶりに歌舞伎座で勘三郎さんを観ることができて、至福眼福超幸福でございましたよ!

一月はチケット代が高くて仰天していましたが、筋書きもいつもより100円お高くなってました。
お正月価格?むむーん。

2007/01/03

あしたにつなげる。

箱根の復路にも当然、熱中しました(笑)
といってもいろいろ雑事をしながら(お腹すいたーと言うひとがお正月はたくさんいるのだ)なので、チラチラ見つつ。

順大は逃げ切りましたねー。
というか、かなり大差がついてしまったので、順大ファンにとっては安心感があったかもですが、レースとしてはちょっともの足りなかった…。
東海大以下、2位3位の学校にもっと一位争いに加わってほしかったわー。
とはいえ、順大の快走はすごかった!
去年の悔しさを無駄にせず、見事に花開かせましたね。
嬉しそうな彼らと、涙が止まらない去年の主将の顔をみて、こちらまで感動しちゃいました。
おめでとう!

そして、心配してたことが起きてしまいましたね。
神大が、あと26秒足らず、9区→10区の襷をつなげませんでした。
目の前で次のランナーがスタートしてしまったのを見た選手の気持ちは、想像を絶するものがあります。
スタートをきった姿をみたときの表情、中継所に着いて倒れこんだ姿、涙。。。
もらい泣きしてしまった…。
このことはやっぱり、ずっと傷として残るだろうけれど、はねかえして来年につなげて欲しいなぁと思います。

なんだかいつもとても感動してしまう箱根駅伝、今年もお正月から感動させてもらいました。
いつも我が身をふりかえり、自分の山や谷を思ったり、不十分さを反省したり、単純に応援できる楽しさを感じたり、しています。
彼らにとって襷をつなぐことは、明日にもつながるってことなんだなー。
あんなに若い子たちに、たくさんのギフトをもらってます。
このギフトがお正月にあるっていうのも、私にとって「お年玉」みたいなもんです。

今年も、すっきりスナオに、がんばろう!毎日が明日につながるようにー!

2007/01/02

箱根駅伝

お正月はこれがなくては始まらない。
というくらい、私は「箱根駅伝」が好き!
毎年、2日3日の午前中は、テレビ観戦に夢中。
とくにご贔屓のチームがあるというわけではないのだが、走る区間が生まれ育った土地で馴染みが深いのと、コースに変化があってかなりドキドキハラハラするのが魅力なのだ。
そして、なんとしても襷をつなぎたいという選手の強いキモチがいい。

今日もひと波乱、ふた波乱、あったが、それほどは厳しい天候にもならず、故障で走れなくなったり襷がつなげなかったりするチームがなくて良かったー。
朝8時前に東京を出発して、午後の2時には走って箱根に着くなんて、驚異的!
今日は特に、5区、山登りの神様・順大の今井選手が底力をみせつけて、4位から一気に4分差をひっくりかえし、しかも1分以上も2位を引き離してゴールする快走!すごかった!
それまでずっと1位をキープしてきた東海大は残念だったが、明日の復路で挽回し、白熱した試合を見せてほしいもの。

私や父は、この「箱根駅伝」に熱中しているが、関西出身の義妹にはいまひとつ熱中する感覚はわからないらしく、箱根だからこその地域密着イベントなのかなーと思ったり。
今日も父と「もしお正月に箱根に行ったら、温泉と駅伝と、両方楽しめるよー♪極楽だねぇ」
などとおばかな話ですっかり盛り上がったのだ。
だったら行けば、と言われそうだが、そんなことを毎年言っているのもバカ楽しい。

明日も、できればどのチームもちゃんと自分たちの大学の襷をつなぎ(時間内に襷をつなげないと、仮の襷で繰り上げスタートになり、これはちょっとせつない)、誰もケガもなく、いい試合を見せて欲しいなぁと願う。
どこが優勝するのか、楽しみだ!

2007/01/01

おめでとう

あけましておめでとうございます!

こちらにいらしてくださっているみなさんは、どんな新年ですか?
清々しい気持ちですか?
新しいエネルギーに溢れていますか?
素敵なお正月ですか?

なんにしても、新年は、やっぱり嬉しい!ありがたい!
素敵な一年になりますように。

今年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

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