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2007/01/05

寿初春大歌舞伎・昼の部

昼の部はおめでたく「松竹梅」からスタート。
松、竹、梅の3段に分かれての長唄舞踏ですが、明るくてお目出たくて、いかにもの新春向けな趣。
わーきれい、初春ってかんじー、なんてぽーっと思っているうちに終わってしまいましたが。
梅玉さんの雅やかな雰囲気とか、竹の巻の雀さんたちのチュンチュンしてお目出たい感じとか、
梅の巻の衣装の美しさとか、やっぱり、ぽぅーっとさせてくれる素敵さでした。
芝雀さんが雀右衛門さんにそっくりで、一瞬ずいぶん動きのよい雀右衛門さんだなあなんて…いやそこまでは見間違えませんが(笑)、どんどん似てらしてびっくりです。
とっても美しくて、見惚れましたー。

つづく「俊寛」は、お正月には暗いんではないのー?と思っていましたが、
じっさい暗いんですが、
でも吉右衛門さんさすがだよーう、まんまと泣かされてしまいました。
歌舞伎初泣き。
島に残る選択をした時点で、俊寛は死んだも同然の生き方を選んでしまった。
俊寛がひとり鬼界島に置いて行かれ、舞台が廻ってまわりじゅう海に囲まれたときには、俊寛のたったひとりの孤独のつらさ悲しさが伝わってくるとともに、こちらが吉右衛門さんを(俊寛です)無情にも置いてのうのうと舟に乗っているような、つらくせつない気持ちになってしまいましたよ。涙。
段四郎さんの意地悪っぷりも、堂にいっててよかったです。

「勧進帳」は、11月花形で観たばかり。
いかにも歌舞伎らしいんですが、なんだかお腹いっぱいな感じ。(ごめんなさい)
芝翫さんの義経が、清廉できりりとした覚悟があって素敵でした。
弁慶の着物の柄(筋書きにも柄めだけが載っていましたが)なんのモチーフなんだろう?
気になったので調べてみなきゃ。すごいいいデザインだったんですよ。
きっと伝統柄か梵字かなにかかなと思いますが。。(無知が悲しい・苦笑)

「喜撰」は、いよいよ待ってましたの勘三郎さん。
ずっと、長らくの襲名興行で地方を回られていたため歌舞伎座ではほんとうにお久しぶり。
去年は私はコクーンでしか観ていないので、古典の勘三郎さんが見ることができ眼福ものでした。
軽妙な味の踊りで、玉三郎さんとの息もぴったり!
勘三郎さんの踊りは表現が手にとるようにわかります。
酔ってうかれて踊っているとか、ひと目惚れしたお梶にすりよったりとか、身ぶり表情の表現が細やかで具体的。
中村屋さんの芸風のようですが…。
勘三郎さんは、さすがのうまさでした。

さすがさすがとばかり書いてますが、お正月だけあって、「さすが」な役者さんがずらりと揃ってるんですもん、贅沢で楽しい時間を過ごさせていただきました。
ちなみに、私はいつも月後半に入ってからの観劇がほとんどだったので、今回はじめて、舞台写真もない、筋書きにも写真が入っていないのを経験。なんだか後半もまた来なきゃ!な気分になったのでした。笑。

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コメント

>みゅぅさん、本当に。お年玉をもらっているかのような豪華役者陣でした。歌舞伎に馴染みのないお客さんでも、知っている名前の方ばかりなのではないかと思います。役者さんを見るだけでも、楽しめますよ。

そうそうたるお名前が並んでますね。
楽しんでますね。華やかですね。
さすがお正月って感じです。

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