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2007年2月

2007/02/28

地口行灯

二月歌舞伎座の地口行灯(じくちあんどん)。
PhotoPhoto_1諺などをもじって言葉あそびをしたものを行灯に書いているのですが…。
全部を発見できたかどうかは?ですが、一階のロビーを探したら、かなりありました。
でも、もとの詞がわかったのは、このふたつと「穴より団子」くらい…トホホー。
二月の公演が終わったら歌舞伎座HPとかで種あかしをしてくれないかな、などと思っていましたが、この行灯は毎年使われるそうで。そうであれば種あかしなんてしてはいられませんよね。
来年またチャレンジして、どれくらいわかるようになったか…楽しみにしたいと思います(^-^;;

一月はお正月飾り、二月は地口行灯、など歌舞伎座はロビーでも楽しませてくれます。
来月は、なにかあるのかなー。

2007/02/27

調べくらべ♪

三響会を主催する三兄弟の会に行ってきました。
伝統文化セミナー「能と歌舞伎の音楽の魅力」@内幸町ホール
でございます。
去年の三響会の時も「安達原」を能と歌舞伎の双方で見比べて、たいへん興味深かったのですが、
今回はその名の通り、レクチャーのあと実際にパフォーマンスしたりして、わかりやすくて有意義かつ贅沢なセミナーでした。

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2007/02/26

胡粉

胡粉は日本画の絵の具の「白」。
牡蠣の貝殻を細かく粉状にしたものだ。
それを溶くのはいろんな絵の具の中でもいちばん手間がかかり、
まず粉状の胡粉は、細かすぎて固まってしまっているので、これを乳鉢ですりつぶす。
すりつぶした胡粉に少しづつ膠を入れて団子状にこねる。
このとき、乾き過ぎないよう気をつけながら団子にしたり紐状にしたりを繰り返し、
自分の手の中で「いい子、いい子」するようにまとめていく。
あるていど粘りが出たらこれを絵皿にはりつけて、
こんどは少しづつ水をたらし、貼付けた胡粉の頭を
やはり「いい子、いい子」となでながら溶いていく。
この「いい子、いい子」が多いほど(回数だけではないように思われる)、なめらかでつややかな
乳白のとろりとした胡粉が得られる。
こんなに手がかかるけど、私は日本画の絵の具のなかでは胡粉が最も好きだ。
溶いているときも楽しかった。
それは、素晴らしい胡粉の使い手が、何人かいらしたからで。

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2007/02/25

その3

昼の部だけで3回に分かれちゃうなんて…ダラダラ書いても仕方ないでしょ、とは思いつつ(反省)。
で、昼の部最後の演目「道行旅路の花聟」。
ご存じ、お軽勘平の逃避行です。
なぜこのエピソードがここに入ってくるかというと、通し狂言の場合、昼・夜に分けての公演となるため、切腹の場で終わっては昼の部のお客さまが気持ち良く帰れない、最後に華やかな舞踊を観ていただいて楽しく帰ってもらいましょ、ということらしいです(イヤホンガイドより)。
大衆芸能である歌舞伎らしい心配りですが、それだけあって舞台のつくりも華やかでとてもうれしくなる一幕です。

勘平の梅玉さんあいかわらず上品なお味、
そしてお軽の時蔵さんがはんなりと色気があり、勘平を思いやるさまもいじらしくて、踊りも美しくとても素敵で心に残りました。
翫雀さんが道化役、恋敵として登場しますが、これがまた飄々としていて良かった。
私は、まだ清元などの歌舞伎の音曲がよくわかりませんが、この一曲、たいへん美しい流れだった印象があります。
道行きのいきさつは、深く暗いものですが、この「場」の雰囲気がなんとも春めいて楽しいものでした。

2007/02/24

歌舞伎座昼の部その2

「仮名手本忠臣蔵」、三段目は有名な刀傷の場、四段目は切腹の場となり、物語「起承転結」の「承」にあたる重要な部分なのですが、
この段にも含まれる「起」にあたるところ、ずいぶんと知らないところがありました。
(もともと私は忠臣蔵のストーリーをあまり知らなかったのですが…)

まず、塩冶判官は最初は師直には嫌われてなく、むしろ若狭之助が師直の標的。
でも、賄賂をもらって若狭之助が標的から外れたのと、判官の妻・顔世に師直が熱烈に横恋慕していたせいで、標的は判官に。
師直って、誰かをいじめてないと気がすまないのかしら、ホントに憎たらしい!また、富十郎さんが爽快に憎らしく飛ばしていって下さるものですから…(笑)。
いっぽう菊五郎さんの判官は、いじめられて可愛そうなんですが、ずっと耐え忍んでいるし、なんだかぬらりんとしていて(なんとなく、わかってください!)摑み所がない。
こらえきれず刀傷沙汰になってしまう悲劇性はあるものの、この人になんで由良之助のような忠義な家臣がいたのか、いまひとつ説得力なし。
(これって、もしかして「三国志」の劉備玄徳に、孔明や関羽や帳飛がぴったりとついていたわけが未だにわからない、ワタシの傾向性?)

うーん、まぁここに引っかかっているとあとに続かないので良しとして(あれっ)
この段での富十郎さんの意地悪っぷり
顔世御前・魁春さんの品の良さ美しさ
菊五郎さんの品の良さ
はとてもとてもお芝居を引き立て引き締めていて、さすがの役者っぷりなのでした。

切腹の段では、イヤホンガイドで詳しく切腹の儀礼を説明してくださり、たいへん勉強になりました。
が、あの儀式(といえると思う)の式次第(?)を、当時の武士はたがわず覚えていたのだろうか。
切腹なんて一生にあるかないかなのに、立派にその形式をふんで全うできるのは武士の魂あってこそなんでしょうか。

と、ちょっと横道に逸れながら観ていつつ、切腹して苦しい息の判官のもとに、由良之助が駆け付けたところでは思わず泣けてしまいましたよ!
とにもかくにも間に合った、ここのところは素晴らしいシーンでした。(でも由良之助は吉右衛門さんがいいの)

途中までですが、「仮名手本忠臣蔵」、大曲にして人気演目なだけあって、お話がよくできていると思いました。
こうして順を追って観ていくと特に良く分かります。
話が長いだけに舞台の転換などもめまぐるしいのですが、廻り舞台や幕前など活用してスムーズにかつ面白く転換されていました。
松の間刀傷の場の転換では、大道具さんが上手から、くるくると巻いたござの端を持ってザーッと投げると、勢い良く下手までノンストップでござが敷かれていって、思わず客席から「おぉーっ」というどよめき、そして拍手がわき起こり。
そんな楽しい(?)パフォーマンスも見られました。

またまた長いですが、昼の部まだ終わりません。
お次は舞踊「道行旅路の花聟」。明日に続くー。

2007/02/23

「忠臣蔵」昼の部

さてさて二月大歌舞伎は「仮名手本忠臣蔵」通し狂言です。
昼の部は、「大序」「三段目」(有名な松の間刀傷はこの段)「四段目」(そして塩冶判官が切腹に至る場)、そして舞踏「道行」。
今回は久しぶりにイヤホンガイドを借りてみたのですが、小山観翁さんのお話ぶり、興にのってるという感じで内容も興味深いし語りは流麗だし、この方「忠臣蔵」がお好きなんだなぁと思いました。
おかげさまで私も楽しく新発見、目から鱗の連続。
「忠臣蔵」は大曲ですが、物語の面白さに加え、歌舞伎ならではの様式美に溢れているとのこと。
ことに「人形口上」「大序」では歌舞伎が文楽の流れから派生してきたことを表現しているというので(ブロガー役者さんからいただいた知識!)様式美好きの私はそれもとっても楽しみにしていたのでした。

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2007/02/22

久々の歌舞伎座♪

今日は、なんと一か月以上ぶりに歌舞伎の日。(もちろん昼夜通しである(^^)v)
先月週をあけず観ていたせいか、ほんとうにお久しぶりな気分で、ちょっと緊張(笑)。

「忠臣蔵」の五段六段以外を、しかも通し(狂言)で観るなんて初めてのことで、ことに「大序」とその前の「人形口上」はとても楽しみにしていました。
なのになのに、昨夜はプランの提出期限で朝の5時まで作業。これでは途中で夢の中だよ〜と思いつつ、根性!で遅刻だけはせず歌舞伎座へ。
期待の「人形口上」から観れて、ホントに良かったー!

で、通しで観た「忠臣蔵」、これって、こんなお話だったのね、と新発見がたくさん!
しかも豪華キャストだし、話は面白いし、とほとんど寝てる暇がありませんでした。
とりわけ期待の「人形口上」「大序」は良かったなぁ。
そして七段目の「一力茶屋」が素晴らしく良かった!
玉様仁左様吉右衛門様ブラボーぅ!でございますよ。
菊五郎さんも素敵だったし、あーもう皆様には夢でもう一度お会いしたい!

久々の歌舞伎座で「地口行灯」を鑑賞したり、「めで鯛焼き」売り切れの憂き目に会ったり、お土産コーナーをじっくり見てまわったりと、お芝居以外にもたくさん楽しめて、あーやっぱり歌舞伎っていいわぁーと、ただいまテンション上げ上げ↑
なんですけど異様に眠いので詳しい感想はまた後日。
めいっぱい楽しんだ「忠臣蔵」通し、観賞の一日でした♪

2007/02/21

親子、というもの。

遅ればせながら録画していた「風林火山」を見る。
この物語は、当然のことながら戦国時代に生きた山本勘助の話で、武術知略でもってどのように身をたてていくかということに大きな興味があるけれど、
それ以上に(今の時点では)歴史に名高い武将たちがそれぞれ、肉親との愛情や嫉妬や憎しみ、様々な感情をもち複雑な思いにかられて生きていたということが語られていて、それが武将たちを魅力的にしている。
最初は、そういった側面は勘助と晴信にのみ語られるのかと思っていたけれど、今回は北条の思いも語られた。
それぞれに、自分の生まれついた血筋に思いがあることを表現する中で、晴信と信虎の確執が描かれていくので、この家だけが特殊だったのではなく、しかし際立ってその憎しみが表面化してしまったのだという、事の重大さ悲劇性がより強く打ち出されてくるように思う。

今回の、晴信と信虎のシーンは、まさに「親子わかれ」といってもいいもので、晴信は今後父親といっさい相容れない姿勢をとることを決意したようだ。

父と子の話。
愛情と、憎しみと。
切ろうとしても切り離せない、宿命の繋がり。
そしてそこから派生してくる新たなつながり。
そうやって私たちは生きている。
戦国時代の特異性はあるけれど、同時に今も通じるテーマである。
勘助・晴信だけでなく、他の武将たちのストーリーも、どのように語られるか、楽しみになってきた。

2007/02/20

スイーツ♪

200702181810000新宿に新しくできた、なぜだかいつもすごーーーく人が並んでいるドーナツのお店、krispy kreme
とっても食べてみたいけど、でも一時間くらい並ばないと買えないという噂をきいて、まーいっか、と諦めておりました。

が!
昨日はその近くで一日お仕事だったのですが、一緒に仕事してた方が、なーんと!(噂通り)一時間も並んで買ってきてくれましたー!
別にその方、暇なわけではなかったんですよ、でもみんなで半ば冗談で「ドーナツ、ドーナツ♪」って合唱(?笑)してたら仕事を調整して並びにいってくれたんです(^^)

仕事でちょっとお疲れめの時間、大きな箱に一杯に入ったドーナツを見ただけでも疲れがふっ飛びましたわ♪
食べたら、食べたら、んもー、美味しかったでっす。
お忙しい中、みんなに気をつかって買ってきてくれたということがまたまた、美味しさ5割増し。

スイーツって、幸せを運んでくれますよねー。
嬉しかったです、うふふー♪

2007/02/19

宇宙のはて

大切な友人K嬢と、宇宙の話。

長野には、「宇宙のはて」を見られる天体観測所があるのだとか。
「宇宙のはて」って、こわくない?とK嬢が言う。
でも、「宇宙のはて」って、膨張し続てる、って私は聞いている。
そしてホントにそうなんだろうと感じる。

そしたら、「はて」は膨張しつづけてて、
それならば「はて」は「はてしない」ものなので

いつまでもいつまでも
宇宙も宇宙の一部の私たちも
はてしなく膨張=進化できるんだよね。

それって、こわくない。
それって、「わくわく」だよね。
宇宙とか、私たちって、「そういういもの」なんだろうかなぁと、
思ってほっくり。

こんなふうに考えさせてくれたK嬢ありがとうー♪

2007/02/18

新月で一月一日

今日は旧暦で一月一日。
そして新月。

旧暦は、月の満ち欠けにならってつくられたもの、ということがわかっていても、なんだかこの日に並々ならぬエネルギーを、感じてしまう。
ゼロから始まる新しい一年。
これから徐々に満ちていく新たなエネルギーに期待が膨らむ日。
そんなことを思って、昔のひとが暦をつくったのか、よくわからないけれど、

とってもとっても重要な意味を持つ。
そんな日なことは確かだ。

くりかえし、くりかえし、新月と、
満月を迎えるエネルギーの波に、
素直に乗れる自分でありますように。

2007/02/16

「蛇イチゴ」

「ゆれる」を観て以来気になっていた、西川監督のデビュー作「蛇イチゴ」を観ました。

なんか、地味ーな家族の話でね。
一見幸せそうなのに、蓋をあけたら父親はリストラを家族に隠して借金地獄、かいがいしく痴呆症のおじいちゃんの面倒を見てた母親はついにキレて発作をおこしたおじいちゃんを見ないふり、長女はその状態を認識した婚約者にふられ…。
蓋をあけるきっかけをつくったのが放蕩息子の長男で。
とまぁ、なんとも救いようのないお話。

長男が置いていった蛇イチゴは、ほんとだったのかな嘘だったのかな。
ほんとも嘘も、紙一重なのさ。
うそつき放蕩息子、嘘ばかりと思っていたら、ちょっといいとこあるのかも…。

おまけ映像の連想ゲームが面白かった。
監督西川さんと企画制作の是枝さんにキーワードから連想することを答えてもらうというもの。
わたしだったらねぇ…と考えてみる。

「公園」→噴水(水飲み場の、ちょろちょろ出てるやつも含めて)
「遠足」→リュックにこもってる、おにぎりの匂い。
「休日」→どこにもいかない。
「鳥」→胸。あったかくてやわらかいんだ。
「家族」→永遠の、学びかな。

2007/02/15

「自由への讃歌」

昨日、タイトルを忘れてしまったと書いた、今田さんのラストの曲、
「自由への讃歌」
とわかりました。

あー良かったぁ、すっきりしました。
これはね、もう何度でも聴きたい。
またサテンドールに行ったら、最後のステージのラストで弾いてくれるかな。
CDも出てるらしいけど、やっぱり生がいいだろうなぁ。

すっかり虜になって頭の中でリフレイン。リフレイン。

2007/02/14

JAZZな夜

ワタクシは「やんちゃなジェントルマン」な男性が理想像であります。
少年ぽく弾けててほしいが、大人の礼儀品格は持ち合わせてほしい。
(モチロン私のことは棚の上。てへ。)
で、バレンタインの今夜、そういう方にお会いしましたよー♪

…てね。
すっごい久しぶりにライブに行ったのですよ。
六本木サテンドール。
そこで演奏してらしたジャズピアニスト、今田勝さん
ピアニストとしてはもう相当なキャリアをお持ちの、シャイで素敵なジェントルマンなのでした。

今夜はピアノ、ベース、サックス、ドラムそして女性ボーカルで3回のライブを披露してくれましたが、その3回とも違う曲、リクエストにもすぐに応えてくれる柔軟なステージ。
なんといっても、キャリアがそうさせるのか、その音には余計な自己主張など微塵もなく、きわめて自然体で、けれど演奏は上質で、カラダ全体がリズムになってるような感じでした。
押し付けがましくないのでとても心地よく、けれども心に自然と染み入り満ちあふれるので、なんだかじんわり泣けちゃったり。

スタンダードなジャズなので、ジャズに詳しくない私でも聴いたことのあるナンバーばかりだったのですが、ことにアンコールでやってくれた今田さんのピアノソロの曲が、
良かったー。。。
これはなんという曲か知らなくて、曲名を聞いたのですが、酔っ払いのご機嫌さんだったので、忘れてしまった…(T-T)
でも!またこれを聴きたい!と思います。

サテンドールには月いちでご出演されるそうなので、また行っちゃおうかなー
と思います。
そんな、素敵なJAZZの夜だったのでした。

2007/02/13

イメージ

本を読んでいたら「ボロ屋」という表現が出てきた。

わたしはずっと「ボロ家」だと思っていた。

イメージだけど、
「ボロ屋」って、ボロがパーツパーツに分かれてて細分化されてるかんじ。
「ボロ家」はとにかくまるっと全部、ボロってかんじ。

正しいか正しくないかは別として
その文字の持つイメージによって意味が変わってくるなぁ。
コトバは、そして文字は、なんと大切なことよ。

2007/02/12

ずっと上向き

先日、真っ直ぐ上を向いちゃったチューリップのことを書きましたが
日にちが経ったら徐々に下を向いてくるのかなと思いましたが
依然上を向いたまま、少し葉っぱがきいろくなってきました。
こうなったら、最後まで上を向いてておくれー!
と思います。(^^)v

2007/02/11

「風林火山」

「風林火山」も早や6回目。
これ、あんまり派手さはないんだけど面白いですよ。
勘助は相変わらず武田への恨みを晴らすべく、今川にいって玉砕、北条にいってこれまたピンチ。
恨みは深いんだけど、大望なくしては敵を討とうとも空しいだけ(大意です)という晴信の言葉は心にひっかかってます。
でも勘助、ゆくゆくは人の心を読むのに長けた軍師になるようですけど、今のところは今川の胡散臭さねっとりさ(ほめてます!)には適わないし、北条の男前さかげんにもしてやられたりー!な雰囲気で、
そもそもあんなにいろんなとこに士官しに行って(ただでさえ印象的な面構えなのに)面がわれすぎでは…?
ごちゃごちゃと紆余曲折ありすぎで、いつ晴信のところに辿り着くのだろうか?

で、いっぽうの晴信様は京より三条を嫁としてお迎えに。
ういういしいながらも、文学青年ぽくまわりくどく(笑)三条の心を掴んだようで。
いかにも青二才(と勘助に思わせるような)っぽい若々しさと率直さが、かわいいですねぇ。
頼もしい知将に成長するさまが早く見たいものです。
で、早く勘助とのツーショットを見たいよーん!

そんな、やきもきさせる脚本を書いている大森さんは、数年前、扉座の茅野さん演出「そらにさからふもの」の脚本を書いた方だったのね。
そのつながりで扉座の役者さんも出演してるのかな。なんてことに初めて気付いた6回目なのでした。

2007/02/10

シナモンロール

昨日「かもめ食堂」でみたシナモンロールが
頭にのこってのこって
スタバに行ったら、シナモンロールが山と積まれていたので
迷うことなく注文!

おいしかったけど「かもめ食堂」のとは違うよー。
かもめ食堂のはもっと小さくて、皮がもっとパリパリしてて
そのパリパリの間にシナモンが入ってるのー。
パンはそんなに甘くなくてシナモンのとこだけ甘いのー。

…たぶん。

わたくしの想像の中のシナモンロールを
どなたかどこかでご存じでしたら教えてください(笑)

2007/02/09

「かもめ食堂」

「コピ・ルアック」
かもめ食堂にきたおじさんが教えてくれた
コーヒーを美味しくいれるおまじない。
コーヒーの粉のなかに人さし指を入れてちいさな穴をつくり
心をこめてこのおまじないを唱える。
すると、あら不思議、同じ豆なのにとっても美味しくいれられるのだ。

この映画全体に、そういうおまじないがかけられてるみたいな
そりゃ人生いろいろあって
つらいことも不条理なこともくさくさすることもあまりに平坦でドラマがないことも

ちょっとおまじないをかけるキモチがあれば
とても暖かくてふんわりするのだな。

もうひとつ、
おにぎりって。
両手で持って、ほんの一瞬手のなかをみつめて
はむ っと食べる。
炊きたてご飯でも冷えていても
ほくほくと食べられる。

おにぎり ってだけで、これは
日本人にとって「コピ・ルアック」なんだなぁ。

ほんわかしたキモチになって、
おいしい「ふつうの和食」を食べたくなるような、
映画でした。
何度でも観たくなる、かんじでした。

ずっと観たいと思っていたけど、やっと観れてよかったな。

2007/02/08

お出会いあそばせ

私は外に出るときは必ず文庫を2冊は持って出る。
移動中とかちょっと時間があいたときにそれを読むのが楽しみで、机の上には、そのための本たちが順番を待って積まれている。
この山は、楽しみの山である。

今日も出かけるときに、あわただしくその山から“今日電車の中で読む”予定にしていた本を掴む。
今日は吉本ばなな。
この前本屋に寄ったとき新しく文庫になっていたのを発見したのだ。

いつものように面白く、サクサク読める。
へぇ、吉本ばななにしてはめずらしい作風。こんなのも書くのかー。
と思いサクサク。
なんか、感性がいつもと違うなぁ。いつごろ書いた作品なんだろ。
サクサクサク。
なんか違うよーこういう精神状態のときもあったのー?

と、なにげにあとがきを見たら。

「川上弘美」


ちょっとちょっと!…タイトルからちゃんと読もうよ!
おかげで電車の中でひとり爆笑をかみ殺し…あー苦しかったっ!

2007/02/06

ぎりぎり

3月に国立小劇場で行われる新作歌舞伎「蓮絲恋慕曼陀羅」、あぜくら会の先行をうっかり忘れていて(打ち合わせの嵐だったので、そんな電話もできなかったのだ)あせりまくりで遅ればせの電話。
なかなかつながらずに、またまたやきもきしたけど、なんとか希望の日にちをゲット。
お席も、センターからはちょっとはずれるけど、センターに近い位置で2列目がとれたー!(^-^)v
もう、良かった良かった。

玉三郎さんが十年ぶりの国立出演、新作でいろいろな試みがあるらしいこの演目、なのに小劇場ということで、かなりの激戦が予想されていたのですが、一安心です。
チケット発売日って土日が多いので、土日に打ち合わせの集中する仕事の私としては、かなりドキドキものなのでした。
今回も、おかげさま、おかげさま、なのでした(^-^)

2007/02/05

いちご

某所で。一部のイチゴから、規定範囲以上の農薬が検出されたとかで、その地域から生産されるすべてのイチゴが出荷中止になったというニュース。
市場に出るばかりにパッケージされた赤いイチゴたちは、行くところを失ってトラックに山積みされ、廃棄処分されに向かう。
ごろごろとイチゴだけを積んだトラックの荷台からポトポトと、イチゴの果汁が流れ落ちていて、なんだかそれはイチゴと生産農家の人の悲しさみたいに見えた。

規定以上の農薬が検出されたのは問題だし、それを食べてしまったら大変だけれども、
捨てられるイチゴの全てが過度の農薬を含んでいるのかどうかは全く不明、むしろ通常に出荷できる状態のもののほうが多いと言われている。
なぜそんなことになったのかというと、任意の数パックを選んで検査するさいに、どの生産者のものかどうかをチェックしなかったということ。
なので、可能性のありそうなものはすべて処分、ということになったらしい。

不安の残るものが市場に出荷されたら、消費者は徒に不安がつのり、イチゴを買おうという人は激減するだろうから、その処置はある意味やむを得ないといえる。
だけど、処分するものを最小限に押さえることは、チェックする側のちょっとの手間でできたはずだ。
いやそもそも、気をつけていたはずなのに何故そんなに多くの量の農薬が残留してしまったのかということも調べなければならないだろう。(今回問題になっている農薬は、イチゴを育てる前の土壌に使用されるもので、土の段階で害虫を駆除しておき、その後雨により流され浄化されていく、というものだったらしい。安全性を考慮している方法のひとつだったようだ)

ちょっとの手間を惜しんだり、ちょっとくらいだからいいだろうとたかをくくっていたり、ということが原因で
とても大きな問題になっていることが、最近多いような気がする。
ちょっとの積み重ねが、大きいのだ。
ちょっとくらい、私ひとりくらい、と思って手を抜いたりするのは、きっと大変なことなのだ。

そういうことのために、せっかく丹誠こめたイチゴを、捨てるはめになってしまうのは、心がいたむ。
私はイチゴは育ててないけど、私にとってのイチゴにあたるものを、きちんと出荷できるように気をつけねばなぁ。

イチゴ、大好きなのに、毎年この時期にはイチゴの甘い香りを楽しみにしてるのに、処分される映像を見てせつなかった。
処分の作業をしてる農家のひとたちも、せつなそうだった。

2007/02/04

上を向こう♪

昨日チューリップを買ってきて、ガラスのフラワーベースにバサッと挿していました。
けっこうずん胴型の大きめのフラワーベース(アアルトである)なので、チューリップたちは弓なりに下を向いていて、私のイメージとしては、下に向いたままちょっとだけ首をもたげて花を開かせていくさまを思い浮かべていたのですが(メープルソープの写真なんかでもそうなってるじゃない?)

今日帰ってきたら、全員が元気良く上を向いている!
弓なりに下向き…どころかピーンと反り返って上向きですよ。茎は斜めに挿さっているのに、花だけは急に首を曲げて思いっきり真上を向いてるの!
そんなに、上のほう、明るいほうを向きたかったのねアナタタチ…。

「だってゼッタイ、そっちのほうが好きなんだもん、行きたいんだもん」といわんばかりの
チューリップたちの素直なエネルギーに、思わず大爆笑 アーンド なんでかヒネて下を向いたりしたくなる人間て何?なんて思って
素敵な姿をみせてもらったよありがとう、とチューリップたちにエールを送ってみました♪あはは。

2007/02/03

月は暦

今日、仕事帰りに見た月があまりに低くてオレンジ色で、驚く。
昨日満月だったし、夕刻の、地上の空気の揺らぎ立つなかにいたせいか、ほとんど欠けていないようにも見えました。
陽炎のようにゆらゆらと、あかく、まるく、不思議に大きく。
地平線に近い月は、なんであんなに大きく熱く見えるのでしょう、、真夜中に、天空にあがった頃は遠く小さく冴え冴えと凍えてみえるのに。

その月の下。
今夜は節分、古く中国の「追儺(ついな)」の風習が日本に伝わり「豆まき」となったとか。
節分は、いまは2月の行事だけれど、もともとは季節の変わり目(立春、立夏、立秋、立冬)のこと。とくに立春が旧暦の新年だったため、年神様が来る前に鬼を追い出し家を浄める、という意味合いがあって立春の前日に豆まきをするようになったようです。(暮らしのミニ知識より)
地域によっては、追い出された鬼たちを迎え入れる「鬼は内」と言うところもあるようですし、
鬼を登場させない「福は内」だけのところもあるようですね(今夜亀治郎さんが豆まきを行った成田山は、こっちだったかな?)。
どこの家でもさかんに大豆がとびかっていることでしょうが、昔からの風習の意味をあらためて調べてみると、心が引き締まる思いです。
単なるイベントではなくて、きちんとした意味があっての行事なのです。
いまの暦だとなんの意味も感じないけれど、旧暦ではそれぞれの事柄に、すべて意味があって符合していたのですよね。

そして明日は立春。(もう!ですよ早いなぁ)
満月の次の日に節分を迎え、そして立春となる。
なんともいえない、不思議な暦の積み重ねを感じます。

「いとしの儚」

先日、申し込んでいたチケットがやっと、届きました♪
「いとしの儚(はかな)」@新国立劇場、遊座(あそびざ)旗揚げ公演です。
作者は扉座の横内謙介さん。
私は、横内さんがさいしょの劇団をつくった頃からの彼の作品のファンで、扉座の公演にはできるかぎり足を運んでいます。
横内さんの作品の魅力的なところは、なにごとも正面から挑んでいくところ。
小手先のワザや遊びはないし、観客に媚びたりへんに流行を入れたり、斜に構えたりというところがありません。
構成は骨太ですが、細部はとても繊細なものたちを積み上げていってます。
で、わかりやすくて面白いんですよ。
いま流行りの毒の多いものや難解なものとは流れがちょっと違うかもしれませんが、それが彼の個性かと思いますし、そこが私は大好きなのです。

で、この「いとしの儚」は、けっこう前に扉座で演ったもので、その再々演。
扉座には茅野さんという、横内さんに次ぐ実力の演出家がいますが、彼がよく他流試合をしていたプロデューサー広井王子さんとユニットを組んで「遊座」という名前を付け、活動することになったもの(ということです)。
なので、この公演には扉座の面々もたくさん出演します。
主演の山中崇史さん(たかシ、じゃなくなったのね?)をはじめ高橋麻理さん、鈴木利典さん、高木トモユキさん、(やめちゃったけど)石坂史朗さん、などなど。

一週間ほどの公演期間ですが、とってーも楽しみ♪
新作のときと違って、今回は脚本がいいのはわかってるから、それを茅野さんがどう料理するのかワクワク。
公演まではまだ、時間がだいぶありますが(3/24から)今から期待が膨らみますね。
これはね、ゼッタイ、イイですよー!(^-^)v
と同時に、扉座、横内さんの新作も楽しみに待たせていただくことにいたしましょ♪

2007/02/02

錦之助襲名!

四月の、信二郎さんの襲名披露公演の詳細が発表されましたね。
口上は夜の部で、昼の部では劇中の口上のようで。
裃をつけた信二郎さんのチラシも出ていて、襲名披露がいよいよだと感じられ楽しみです。

六月にはコクーン歌舞伎「三人吉三」だそうでこれも楽しみ。
八月には歌舞伎座で「アマテラス」再演…などなど、いろんな情報ラッシュで、ワキワキ♪です。

今月は(先月たくさん行っちゃったからと、東京公演が歌舞伎座だけなので)観にいくのは歌舞伎座のみとおとなしくしてたんですが、そんなニュースをたくさん聞いたら、なにか観たくてたまらなくなってしまいました。
とはいえ歌舞伎座は今月は月末にチケットをとってしまっているし、その他になにか行くとすると仕事の調整もしなきゃならないし…。
そうだ、横浜で「道成寺」と「野田版鼠小僧」の二本立てがあるから、それに行っちゃおうかなー。(←シネマ歌舞伎です)
文楽はもうチケットとれないかなー。
雅楽もやってるなぁ。行きたいなぁ。。。

なんて、ちょっと歌舞伎のインターバルがあくとこんなふうに…(苦笑)
一月は、ホントにたくさんやっていたので、そのペースで年間とおしたら、大変なことになりますよ。
今月みたいな月は、必要です!
てことで、いまのところ自重する方向で(笑)。

2007/02/01

「古寺を巡る・法隆寺」

梅原猛など(いまごろになって)一生懸命読んでいるので、法隆寺が気になってしかたない。
そしたら、折しもよくあるウィークリーブックの企画で「古寺」シリーズが創刊され、その第一号が「法隆寺」(しかも創刊号特別価格190円!)というので、買ってしまいました。…というほどの値段ではありませんね(笑)。

ざっとみたところ、いちおう通り一遍の法隆寺に関する歴史や文化的価値、聖徳太子のことなどが記事として書かれていて、復習にはちょうどよいかも。
でもなにより写真が大きいのがありがたい!(ほとんどビジュアルブックの体裁)
仏像も建築物も、図鑑の写真のようだけど、細部までわかりやすく撮れていてとってもわかりやすい。
いろんな本を読んでも、ビジュアル面ではなかなか想像ができなかったので、手もとにこういう本を置いておけるのは手軽だし便利です。

このシリーズは五十巻の構成で、週刊の発刊なので、約1年かけて完成することになるのですが、巻末には仏教用語や仏像の様式の解説などの連載もあって、それも面白そうです。
2巻からは一冊580円ということですが(これはちょっと割高感がある!)、全巻揃ったらちょっとした資料になるしお寺好きな方には良さそうですね。
私も興味のあるお寺の時だけ買うことにしようかな。
とはいっても、週刊誌の形態なので、ついうっかり買い忘れそうですが(笑)。

それにしても、この時代の仏像というのは、じつに生命力を感じさせる力強さと、柔和な繊細さを合わせ持つ表情で、後世のもう少し装飾性をおびてくる仏像たちとは全く違いますね。
そのおおらかな正直さは、なんとなく好きです。

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