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2007/04/27

ホーム・ドクター

今日実家に行って、父の食事の準備をすべく買い物に出たとき、子供の頃お世話になった町のお医者さんの前を通りかかった。
もうとうに代替わりしているけれど、その先生には本当にお世話になったなぁ。
「おなか痛いよう」と真っ青になって唸っていたのに、その先生の顔を見たら安心して、けろっと治っちゃったことが何度もあったっけ。
先生が触診で背中をトントン、してくれるだけで安心した。
まゆげが濃くてだるまさんみたいな、無口な先生だったけど、可愛がってくれたなあ。

もうひとり、町のお医者さんで印象深いのが、大人になってからお世話になった「にほんむかしばなし」みたいな先生(私が勝手に命名)。
すごくつらくて「先生っ!頭が、ガンガンして。熱も○度で。おなかもこわしてて。。。」と症状を訴えると、ものすごーくゆったりとした表情で「そーう。それは、たいへんだー」(←ここをぜひ、にほんむかしばなし風に読んでいただきたい)というのだ。
なんだか気が抜けてしまって、なんとなく自分の症状もたいしたことないように思えてくる。
そうしているうちに、しゃべり方とは裏腹に手早く処方してしまうので、なんだかゆったりめな感覚のまま、具合がよくなってきてしまうのだ。
この「そーう。それはたいへんだー」を聞くのが、快方に向かっていく感じでやみつきになった。

ここ数年、ほとんどお医者様のお世話になっていないのと、引っ越しを何度かしたせいで、そういう掛かり付けのお医者さんがいないのは寂しい。
なにかっていうときに駆け込めないと困るから、軽い風邪のときとかでも、お医者さんに行くようにしようかな。
ついでに(いやこちらがメインかも)父にも、近所の掛かり付けを、探してあげなくちゃ。
大きな病院にはお世話になっているけど、近所にいて頼りになる、心のお医者さんこそ必要かもしれないもの。

でもって、こんなことを何故思ったかというと、今日は父を病院に連れて行き、診療を終えてまた連れて戻ってきたから。
父にとっては大仕事で、これだけでくたくたになってしまうのだ。
体のためには、いいのか悪いのか。。。

(というわけで朝から病院だったので、今日の俳優祭のチケットは最初から諦め。
歌舞伎モバイルに一縷の望みを託しましたけど、ほとんど当たりっこない枚数だったし。
ほかのブロガーさんたちのレポを楽しみにさせていただくことにしようっと。)

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コメント

>みゅぅさん、そうか、御主人様がお医者様ならほんとうに安心ですよね。でもあんまりご主人に活躍していただくような事態になったら、困りますけど(笑)「よく寝て」治る程度がいちばんですね。

>SwingingFjisanさん、昔みたいになんでも相談できる町のお医者さんが、いまは少ないのかもしれませんね。大病院のように設備がととのっていなくても、そういう方がいると安心できるんですけどね。ドクターコトーみたいなのは都会では無理なんでしょうかねぇ。

こんにちわ。
私にもそういうお医者さんいました。町医者です。学校医でもあったかも。
今は、病院にお世話になることがほとんど無いので、ホームドクターはいないですね。
ただね、一応家には医者がいます。主人が医者なので、体調崩しているときとか相談に乗ってもらいます。
と言っても、「睡眠をよく取りなさい」って言われるだけなんですけどね。
まあ、睡眠をよく取るだけで治ってしまうくらいの病気にしか、今のところかかってませんが。
でも、私にとって主人は1番信頼できる医者です。

お疲れさまでした。私にもスッゴク年老いた父がいますのでよくわかります。父も最近具合を悪くして、遠くの病院に連れて行ったりして、ちょっと大変な思いをしましたし。
今の時代、かかりつけ医をもつのって、大変な気がします。医師自身が総合的な教育を受けていないのではないでしょうか。だから全人的な診察はむずかしくなっている。開業医でさえ、そういう傾向にあるのではないかしら。mamiさんの子供の頃のお医者さんのような方がいると安心できますよね。

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