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2007/05/09

からす余談

…というわけで、今日は烏に涼をいただきましたが、
烏って、黒いし大きいし頭いいしで、あんまり好かれてないですよね。
でも、子供のころ実家の裏に山があって、そこに烏がたくさんいて、
その中の一羽を近所の人が餌付けして慣らしたので、そのこは毎日のように家の庭に遊びに来ていたんですよね。
勘三郎、っていう名前でした。
これまたベタなんですけど、そのころ烏といえば勘三郎だったんです(笑)。

で、これは毎日来ますから皆でかわいがってました。
といっても、頭をなでられるわけでなく、一緒に散歩に行けるわけでもなく、
庭の木の上のほうにとまっている勘三郎を、「勘三郎だっ!」とかいってみんなでニコニコしながら見上げてる、そんな感じだったんですけど。

夕方になると勘三郎は、夕日が沈む裏の山に帰っていくんですけど、そのシチュエーションにぴったりな「ななつのこ」っていう童謡がありました。
そこでは、からすには可愛い目をしたななつのこがいて、その子たちは山の「ふうるす」にいて、だからかわいいかわいい(カァカァ)とからすは鳴くんだよ、と歌われていました。
「ふうるす」って、どんなとこだろう、勘三郎が帰って行く山は夕日の山だから、きっとピンク色の素敵なところなんだろうなぁと、子供の私は勝手に思っていました。
そこでは、なんていったって、空気もピンクだし、ピンクのお花が咲き誇っていて、黒くてみんなにいまひとつ好かれてない烏だって、みんな可愛く見えるんです!
勘三郎だって、私たちのところに来ればいいけど、他では嫌われてるかもしれないし、だからお家に帰ったらすごく幸せに暮らしてるんだろうなぁって。

成長して、「ふうるす」は「古巣」のことだったのだと知ってがっかりしましたが、でもいまだに私の中では、勘三郎は夕方になると素敵に幸せな場所である「ふうるす」に帰っていきます。
「ふうるす」は「ユートピア」みたいなものですね。
この印象があるので、私は烏がけっこう好きですよ。
好きは仲良しのはじまりですよね。

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コメント

>erikoさん、本当に。相手をまず受け入れないと、相手も自分を受け入れてはくれませんよね。とはいえコミュニケーションにはいろいろと努力が必要なんですけど…。まず単純に「すき」ってことかなぁと思うんです。
>カラスもがんばって生きてるんだ!
本当ですね!erikoさんのそういう素直な感覚、とっても好きですよー!(^^)

好きは仲良しのはじまりってほんとにそうですね~
自分が相手を受け入れられないと、絶対相手にも受け入れられないと最近おもいます。^^

カラスもがんばって生きてるんだ!

>カビリアさん、烏のフ○…それは強力そうですね(^-^;;;
確かに朝、ゴミの山をつついたりしてるとこはちょっと恐いですよね。でも、かわいいんですよねぇ(笑)話しかけたらわかってくれそうなんですけどねぇ。笑。
カラスだから勘三郎って、「カ」しか同じじゃないんですけど…昔の人の感覚って面白いです。

人生に二度ほど・・・烏にフ○をおとされたことのある(涙)私は、どうも彼らを心広い目で見ることが出来ませんでしたが、最近親しげに彼らを観察していたりするんですね。人間慣れし(すぎ)ている様子も、「のんびり」しているように思えてきたりして。
都会だと烏は異物のようにおっかない存在ですが、実家の母などは
mamiさんと同じような感情を抱いているようです。「勘三郎」って郷愁をそそる烏らしくてぴったりですね(笑)。名は体を表す?!「好きは仲良しのはじまり」、その通り!よい言葉です♪

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