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2007/06/27

眠れよい子や

200706272326000「三人吉三」@コクーン 観てまいりました。
今日は平場2列目というまたとないお席。手狭だし正座はきついし、ということでいろいろ準備して早めに行こうと思っていたんですが、案の定仕事がつまってるもんでギリギリの到着。なんだかバタバタしてしまいました(^-^;。
でもって、たくさんお土産をいただいて帰ってきましたよ↑。(^^)たくさん降り続けた、「雪」でございます。十分にはらったつもりだったのに、バッグの中とかパンフの間とかに、たーくさん入っていました(^-^)。

前回は3階席で、それはそれで楽しめたのですが、やっぱり近くで観ると微妙な表情はよくわかるし、汗もかかっちゃうような席だったのですごい迫力!お芝居への引き込まれ方が尋常じゃありませんでした。
吉祥院の場、前回もいいと思ったけど、勘三郎さんのすごさを今日はひしひしと感じました。
めぐりめぐる因果を語る勘三郎さんの目が泪に満ちている。断ち切ることのできない、どうにもならない因縁を、罪を、どうしても背負わなければならないのか—と、外に出し切ることもできずに体中で哭いていた。出したらそれをまた、ほかのひとに背負わせてしまうだろうとでも思っているかのように。

火の見櫓の場の、福助さんと橋之助さんもまた、よかった。
前回のコクーンの「三人吉三」を私は観ていないけれど、もう少し同性愛的な要素が強かったと聞いています。が、今回はそれよりも、男女の別を越えて惹き合う宿命にあるふたり、といった雰囲気で、これを実の兄弟であるおふたりが演ることによって、かための血杯の深さ、因縁の濃さが増したように思います。
このことは、十三郎とおとせの勘太郎さん七之助さんにもいえることなのですが。こちらのお二人も初々しいながらも因縁強く、一目見て惹かれあってしまった様子がよく出ていました。
どうしようもない因果を「死」というかたちでふりきって(でも断ち切れていないと思うの)、雪が降り積もるなか林檎ちゃんの「眠れよい子や〜」という唄声が流れてきたときにはかなりぐっときました。壮絶な因果との戦いを鎮めてくれるものでした。

福助さんがのった櫓が舞台の最前に出てきたときはすごい迫力だったし、たちまわりをするたびに雪が席のほうまでかかってくるし、雪が客席にも吹きつけられてくるしで、最後のシーンはほんとうに、3階席から見ていた以上のエキサイティングぶりでした。
客席の間を通って登場する役者さんたちにもいちいち(心の中で)きゃあー!と大喜びし、客いじりされてドキドキしたり、お芝居に惹き込まれてうるうるしたりと、大忙し。
この興奮はやっぱり、平場ならではでしょう♪いや楽しませていただきました。
ロビーでは串田さんの著書「串田劇場」のサイン会をやっていて、自分の名前を書いて渡すと、名前を入れてくださるんです♪で、握手までしていただいてこれまた大喜びのワタクシ。
というわけで至福眼福のコクーンでございました。コクーンの平場、一度は経験すべし!笑。

200706272201000コクーンを出てすぐのスペースにあった舞台写真。
ね、雪、すごいでしょう?
(ちょっと欠けていますが、四枚並んでいるうちの下段左側、雪がドサッと落ちてきたシーンです。白いのはぜんーんぶ、雪。)

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コメント

>みゅぅさん、楽しんで参りましたよー♪
実をいうと仕事がほんとにつまってて、諦めようかと思っていたのですが、無理してでも行って良かったです。
「遠目で全体を観て、近くでじっくり観て」の両方をできると堪能できますねぇ。うふ。

こんにちわ。
大興奮ですねw。でも、気持ちわかります。
3階席で1度観ておいて良かったですね。物語が分かっているだけに、今回は細かいところをじっくりと観れた様ですものね。
それに、3階席があとじゃなくて良かったですね。やっぱり迫力が違いますものね。好い順番で観たんですね。
本当にmamiさんが楽しんできたことが充分伝わる記事でした。うふ。

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