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2007/06/05

京都のお寺めぐり

京都に行ってからすこし日にちも経ってしまい、だいぶ記憶も薄れてしまったのですが、やっぱり少し記録にとどめておこうかなと。
今回の京都(5/28〜29)では、お寺にも少し足を運びました。
「若冲展」をやっていた相国寺はもちろんですが、そのほかに智積院、西芳寺へ。これはおめあてがあってのこと。
そして、近くだったので地蔵院、鈴虫寺、松尾大社なんかにも行きました。
これらは、アルバム「京都2007/5月」にまとめてありますので、興味がありましたらぜひサイドバーから入って御覧下さいませー(^^)。

以下、「少し」とはいいつつ意外と長くなっちゃったので、たたみます。
★途中だった記事に加筆しました。


智積院は、三十三間堂のほど近く、行ったとき三十三間堂付近は修学旅行の学生さんでごったがえしていましたが、こちらは空いていて静か〜。

Rimg0007_1ここのお寺は、お庭と、長谷川等伯・久蔵親子(とそのお弟子さんたち)による襖絵が有名です。
写真は、自然石とサツキなどの低木で構成された中国・廬山を形どったというお庭。
座敷が池の上にはりだしていて、寝殿造りふうになっています。
とっても空いていて、ゆったりお昼寝もできちゃいそうでした(笑)。

襖絵のほうは、宝物館で見ることができますが、こちらもゆったりじっくり見れる空き具合。
入り口付近のボタンを押すと、解説のアナウンスが流れ、背景や絵の構図の妙などを聞くことができます。
とても素晴らしいもので、これだけの点数の襖絵を一同に見れるというだけですごいことなのですが、とりわけ等伯の子息・久蔵の桜図は格別なものでした。
久蔵は、この絵を描きあげると、その若い命を閉じたそうですが、その美しさ儚さあでやかさはまさに、魂がのりうつったかのような、渾身の作品でした。
父である大家・等伯の楓図もまた、その悲しみを正面からうけとめ、そして振切ったかのような、生命を傾けた作品のようです。
ここにいるだけで圧倒されそうでした。
智積院には宿坊があり、宿泊者は僧侶の解説と、サプライズなしかけが見せていただけるそうですよ。今回は私はこちらには泊まりませんでしたので、その恩恵にはあずかれませんでしたけど(^-^;


次の日には西芳寺に行きました。西芳寺は苔寺の名前で親しまれていますね。
苔の庭の保護のため、拝観は予約制です。はがきで申し込みをするのですが、今回、わりと直前に思い立っての申し込みでしたがちゃんと入れていただけました(^^)。

指定された時間にお寺に行くと、門のところにお迎えの方が立っています。
ここで申し込みはがきをチェックされ、門の中へ。
本堂の受付で再びはがきをチェックし、拝観料をお支払い(これが3,000円とお高い!でも写経などの費用も含まれているので妥当か…)して、本堂でお坊さんのお話を聞き、お経をあげ、写経を済ませたらお庭の見学をさせていただける…という次第。
お経は渡された経文を見ながら読むのですが、そのスピードの早いこと!息つぐところもわからないし、思いっきりかみまくり!日頃お経などあげたことのない私は早口言葉の練習をしているかのような感覚でした(^-^; 。
次に写経をするのですが、こちらは小一時間はかかりますかねぇ。
「お急ぎの方は途中まででも結構です」といってくださるのですが、せっかくなのできちんとやろうと、一字一字できるだけ集中して書きました。
最初は周りの方が先に立ったりすると気になったのですが、だんだん集中していくうちにそんなことは関係なくなり、気持ちも落ち着いてきましたので不思議なものです。とても静謐な心持ちになれました。
外人さんの団体さんが来ていましたが、彼等は早々と席を立ち、さっさとお庭のほうにゾロゾロと行ってました。お経は漢字ばかりですし墨に筆だし…外人さんには難しいですものね。
おかげさまで、私が写経を終えてお庭に向かったときにはこの団体さんはお庭の見学を終えていたので、人数も少なく、ほんとうにゆったりとお庭を散歩するかのように鑑賞できました。

Rimg0034Rimg0049_1
お庭は下段が池泉廻遊式庭園です。
遊歩道を除いてはすべて地面は苔に覆われていて、びっちりと濃厚な空気に包まれるかんじ。
どこをとっても絵になるのですが、私が写真にすると絵になってない…。この空間を写真におさめようとするのが無理なのでしょうか。(もちろん私は写真が下手ですが)
「向上関」という門をくぐり抜けると、お庭の上段となります。こちらは枯山水式。
下段に比べると小さく、地味な印象ですが、こちらも落ち着きます。下段に比べて山道っぽく階段が多い。
この日は少しだけ陽が射しているお天気でしたが、うっそうとした樹木のせいか、あるいはびっちりとしきつめた苔のせいか、しっとりとした空気で、ゆったりと心を鎮められる感覚でした。

200706061015000お庭を見終わったら、各自お寺をあとにするのですが、私は例によってご朱印をお願いしていました。それがこちら。
なんと、見開きです。これは初めての経験!
中央に「阿弥陀仏」、右側にいるのは達磨さんだそうです。
いろいろなご朱印をいたいてきましたが、新しいー♪


Rimg0022ということで、おめあてのお寺は以上だったのですが、苔寺に行く前に、茶店のお母さんから教えていただいた「地蔵院」がことのほか良かったのです。
通称「竹の寺」と呼ばれているそうで、なるほど敷地内には立派な竹林があり、まっすぐに天に向かって青々と伸びていました。
静かで、こちらもおすすめです。
全体的に、この苔寺の界隈は、湿度が高く気温が低い感じで、しっとりと癒される…そんな感じでした。
足下は悪いですが、梅雨の時期などことに美しいだろうと思います。

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コメント

erikoさん、ありがとうございます。本当に緑がキレイで、濃くて。写真だとちょっと薄くなっちゃうんですよ。私はコンパクトなカメラしか持ってないので、仕方ないのかなぁ。緑の頃、いいですよ♪
相国寺は、啼龍のところです!今回は若冲展で混み合っていたので公開されてませんでした。また秋の公開のときに、ぜひ行ってみたいお寺です。解説聞けてラッキーでしたね(^^)

どの写真もきれいですよ^^
緑がきれいなんだな~って思います。
相国寺は鳴(啼?)き龍のところですね!以前行ったことがあります。私は一人だったのですけど、団体客と一緒になってしまって一緒に説明聞いて、一緒に見て回りました(笑)

>お気楽さん、いいですよね〜京都!
私はこの季節は初めてだったのですが、青葉の頃もいいなぁと思いました。
7月、行けるといいですね!祇園さんは雅びやかで、いかにも京都のお祭りという感じですよね。

京都いいですね~♪
どの季節に行っても表情が違うから飽きませんね。
智積院は数年前に行った記憶がよみがえりました!!
池泉回遊式庭園って涼しげでいいですね
自分は7月の祇園祭を狙ってます!(休めればだけど)

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