« いたみを知るということ | トップページ | 八月納涼歌舞伎・三部 »

2007/08/19

八月納涼歌舞伎・一部

めずらしく日曜お昼間に時間がとれたのでピュッと歌舞伎座へ。でも十分遅刻。(^-^;;
今月の演目は見たことのない、というか知らなかった演目ばかり。
役者さんたちもみなさん初役ということで、ドッキドキのワックワク、でございますね。

「磯異人館」
昭和62年の初演以来の上演、初演で勘三郎さん(当時勘九郎さん)がやった主人公を勘太郎さんが演じ、出色のできばえ。
舞台は幕末の薩摩藩、ガラス職人の精之介(勘太郎)と周三郎(松也)兄弟の波乱の生き様、精之介と琉球王女・瑠璃(七之助)のはかない恋を描きます。
勘太郎さんは純粋で正義感に満ち、情に厚く若者らしい熱気に満ちた役がよくお似合い。
また恋人役の七之助さんも美しく、この兄弟の恋人役には純な風情とせつなさと、美しさがあってとても魅力があります。
(コクーンのときもそうだった。ただしこちらは因果な恋人でしたが)

精之介をささえる友情篤い五代に猿弥さん、これがとても良かったです。猿弥さんのお人柄もにじみ出ていたのかもしれませんが、懐深く暖かく、行動力があり頼もしい好漢でした。声もよくとおって、良かったですね。
ハリソン(イギリス人!)の亀蔵さんは出番は少ないけどインパクト大!いつも、なにをやっても、個性が光っていて、さすがな亀蔵さんの存在感でした。

時代背景もあってか、あんまり歌舞伎色というものはなく(笑)ちょっと新派の舞台みたいでした。
物語は悲劇に終わってしまいますが、そして最後の精之介の台詞がいささか強引なまとめ方のように感じましたが、おしなべて感動的で、ストーリーもわかりやすく、なにより勘太郎さんの熱演ぶりに好感が持てて満足できる演目でした。
勘太郎ちゃまの進境著しく、来月は勘太郎七之助の錦秋公演に行く予定なのですが、こちらもとっても楽しみです。

「越前一乗谷」
たくさんの出演者が入れ替わり立ち代わり出てくる、ストーリー性の強い舞踏劇。
見応えありましたねぇ。
とくに、勘三郎さんと三津五郎さんの対決(?)っぽい踊りのとことか、動きは早いし型はきれいだし、見応えありました。
途中、ちょっと眠気が襲ってきたんですけど(笑)とても面白かったので、のりきれました!

余談ですが、このたびの八月納涼歌舞伎は、二部が大人気らしくチケットが完売!
直前まで予定の定まらなかった私はチケットがないわけで、それなら戻りを待とうかというとこれがなかなか手に入らず、ならば幕見でと思えば、今日の一部の入場時間にはすでに二部の幕見に並んでらっしゃる方がすでに数多く…。
さすがに、そんなに早くから並ぶのは無理だわぁと、すでに二部はあきらめかけております。
見たいけど…体力気力があったら、並ぶかなー。。。

それと、筋書きの写真は、今月は23日くらいになりそうとの、売り場の方のお話でした。
ぎりぎりですねー。。。

« いたみを知るということ | トップページ | 八月納涼歌舞伎・三部 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/106794/7602908

この記事へのトラックバック一覧です: 八月納涼歌舞伎・一部:

« いたみを知るということ | トップページ | 八月納涼歌舞伎・三部 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お気に入り☆BOOKS

  • 小川洋子: 「ブラフマンの埋葬」
    ブラフマンという不思議な生き物に関わった私の、ゆるやかな変化の物語。
  • 吉本ばなな: 「デッドエンドの思い出」
    シアワセとフシアワセの境目ってなんだろうかと、そのボーダーラインの不確かさはむしろシアワセな贈り物なんじゃないかと思わせてくれた作品。
  • 駒形克己: 「空が青いと海も青い」
    ぜんぶ広げると1枚の紙になってしまう、不思議な絵本。広げたり畳んだりしてみるとまた、構成が変化しておもしろい。書いてあることは、一言なんだけどけっこう科学的。
  • イワサキユキオ: 「Say Hello! あのこによろしく」
    どのページを開いても、満面の笑顔になっちゃう。笑顔なのに、ウルウルしちゃう。子犬たちの成長が、愛情たっぷりの写真で綴られています。
  • 川上弘美: 「椰子・椰子」
    ありえなさそうなんだけど、ありえちゃうような不思議な日々を淡々と過ごす「私」のへんてこりんなお話。山口マオさんのイラストも可愛い。
  • 西岡常一・小川三夫・塩野米松: 「木のいのち 木のこころ 天・地・人」
    寺社建築に携わる二人の宮大工の棟梁のお話。宮大工という未知の世界の話はとても興味深く、また「真」をみるということは万事共通なんだと感じ入りました。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ