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2007/09/29

藤田喬平展

ガラス作家・藤田喬平の回顧展@日本橋高島屋。
不勉強な私はこの方のことをゼンゼン存じ上げなかったのだが、世界的に有名なガラス作家の方だそうです。m(_ _)m

こんな感じの「琳派」のテイストのものとか
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こーんなにモダンなものとか
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なのになのにこんなに可愛らしいものとか
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いろんな作品たちが数多く展示されていた。
中でも心惹かれたのは、藤田氏自身が「これを表現したい」と思ってガラスの世界に入られたという「琳派」の装飾様式を持つガラスの「飾筥」(かざりばこ、と読む)である。
上の写真のものは「夜桜」というタイトルで、まさに春の夜の夢か幻想かと思わせる色彩感覚だし(夜桜能って、きっとこんな色彩だと思う)、
その他にも宇宙からみた地球はきっとこんな色なんだと思わせるようなもの(実際にはこの作品は「湖上の花」というタイトル)、桜吹雪を連想させるものと、
いずれも日本ならではの四季折々の情景を、鮮やかな色彩のなかによみがえらせた叙情あふれる作品だ。
琳派の有名な作品、紅梅白梅図にインスパイアされたという作品もあった。
どれもが、もーう、素晴らしい!
この「飾筥」に、「夢」を入れてください、と藤田氏自身が仰ったとかで、海外ではこれらの筥は「ドリーム・ボックス」といわれているらしい。
うんうん、なんかうなずける。
この筥じたいが、藤田氏自身の夢の実現なのだもの。

そのほかに、後年ガラスのメッカ・ヴェニスに行った際に身に付けた技法をもとにした作品群。
これも、ヴェニスの技法を素直に、忠実に再現しているが、日本らしい藤田氏らしい色使いはやはり独特だ。

ひょんなことからチケットをいただき、その上時間もあまりなかったので、駆け足での鑑賞だったが、おかげさまで思わぬ出会いをさせていただいた。
こんなことでもなかったら、私はこの方の作品に一生出会わなかったかもしれない。
ほんとうに、ありがたいことであった。

ちなみに、日本橋高島屋では明後日10月1日まで。
その後 大阪高島屋☆10/10〜22
ジェイアール名古屋タカシマヤ☆08/2/16〜25
石川県能登島ガラス美術館☆3/8〜5/11
と巡回する。
また、仙台の先・松島には「藤田喬平ガラス美術館」がある。
美しい夢のような世界に浸ることができるので、ぜひにー!

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