« 三響会の季節 | トップページ | 携帯を »

2008/05/08

五月團菊大歌舞伎・昼の部

GW中はずっと仕事だったのですが、あけて早速休みをとり、歌舞伎座へ行ってまいりました。
五月の観劇は「團菊祭」からスタートです。
でも開演にちょっとだけ遅刻しちゃいましたが。。。

GW明けなのにも拘らず、歌舞伎座は満員のお客さん。
毎日、こんなに大きな劇場がほとんど満員に近くなるなんて、ものすごいことですね。
この日は演目の間の休憩が30分、20分とわりとゆったりでしたので、久しぶりにもなかアイスを食べたり、のんびりゆったりしちゃいました。
舞台写真とかはまだ出ていませんでしたね(当たり前か)

以下、簡単に感想です。


「義経千本桜」渡海屋 大物浦
海老蔵さん初役の碇知盛。すごく見たかったような、まだ早いような、複雑な心境。
銀平の最初の出が、ものすごく格好良くって大好きなんですが、いまひとつ盛り上がらなかった。なんでかなあ。仁左さん本当にカッコ良かったのになあ。
…と比べちゃいけませんが。
なんにせよ、海老蔵さんの芸風って、若くて素直でひたむきですよね。それが良く出ていた。
壮絶な最期のシーンはやっぱり若いだけあって勢いがあって、知盛の気持ちもほとばしるものがありましたよ。

入江丹蔵(市蔵さん)、相模五郎(権十郎さん)の名コンビ、刀を曲げられてポイされちゃったあとの魚尽くしのやりとりなど、安心して笑っていられる安定感。
市蔵さんて最近とみに大きさ男らしさが増してきて、素敵なんですよねえ。

典侍の局の魁春さんはさすが、貫禄もあり母性もありで、若い知盛を支えていましたね。
若い知盛だけあって、「がんばれ!海老ちゃん!」みたいな気持ちで観てしまいました。甚だ僭越ですけどね。


喜撰
楽しんで見られる舞踊。
三津五郎さんてうまいですよねえ。ちょっとした所作なんか、決めどころがきちっきちっとしていて、見ていて気持ちが良いです。
時蔵さんは、はんなり、動きも春らしくて、キレイでしたねえ。ちょいちょいっと気を持たせて、あっさりふって、退場してしまう。魅力的なお梶でした。

所化さんたち、オトナもコドモも入り交じって。梅枝くんがかわいげ。亀寿さんと男女蔵さんがなかよしでした(^-^)


極付 幡随長兵衛
以前も観ているんですが、どうもお話が…だっていくら仲が悪いといっても、湯屋に入れて襲うなんて、武士の風上にもおけねえ奴じゃーありませんかっ!
…なんですが、舞台的にはいろいろ見どころもあり、起伏に富んで楽しめる趣向。お話もわかりやすいですしね。

けれどもこの日の私は3階席でしたので、序盤の劇中劇に十郎左衛門の家来が乱入し、それを取り押さえようとする長兵衛のたちまわりのあたり、すべて花道でやっているので、全然見えずcryingなんか、3階はおいてきぼりにされた感じで、淋しかったー。ま、安いお席ですから仕方ありませんね。これを見たかったらやはり1階席でしょう。

湯屋でのたちまわり、丸腰の相手に対し、何人もの家臣とともに討ってかかる十郎左衛門、それに対する長兵衛は湯桶を投げたり相手の刀を奪って応戦したりと大奮闘なのですが。
このあたりの殺陣は、よくできている。…というか今回、究極の予定調和みたいに見えてしまったのはなぜでしょう。。。
團菊で、役者は揃っているはずなのになあ。ちょっと、残念でした。


まだ月も浅いせいか?少々物足りなさもありましたが、今年の團菊祭も、さまざまな趣向で楽しませてくれます。夜の部は月末近くになってから観劇予定ですが、「白波五人男」通し上演、とても楽しみです。

« 三響会の季節 | トップページ | 携帯を »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/106794/20834843

この記事へのトラックバック一覧です: 五月團菊大歌舞伎・昼の部:

« 三響会の季節 | トップページ | 携帯を »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お気に入り☆BOOKS

  • 小川洋子: 「ブラフマンの埋葬」
    ブラフマンという不思議な生き物に関わった私の、ゆるやかな変化の物語。
  • 吉本ばなな: 「デッドエンドの思い出」
    シアワセとフシアワセの境目ってなんだろうかと、そのボーダーラインの不確かさはむしろシアワセな贈り物なんじゃないかと思わせてくれた作品。
  • 駒形克己: 「空が青いと海も青い」
    ぜんぶ広げると1枚の紙になってしまう、不思議な絵本。広げたり畳んだりしてみるとまた、構成が変化しておもしろい。書いてあることは、一言なんだけどけっこう科学的。
  • イワサキユキオ: 「Say Hello! あのこによろしく」
    どのページを開いても、満面の笑顔になっちゃう。笑顔なのに、ウルウルしちゃう。子犬たちの成長が、愛情たっぷりの写真で綴られています。
  • 川上弘美: 「椰子・椰子」
    ありえなさそうなんだけど、ありえちゃうような不思議な日々を淡々と過ごす「私」のへんてこりんなお話。山口マオさんのイラストも可愛い。
  • 西岡常一・小川三夫・塩野米松: 「木のいのち 木のこころ 天・地・人」
    寺社建築に携わる二人の宮大工の棟梁のお話。宮大工という未知の世界の話はとても興味深く、また「真」をみるということは万事共通なんだと感じ入りました。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ