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2008/08/03

久々の歌舞伎・亀治郎さん巡業千穐楽

7月31日 松竹大歌舞伎巡業東コース @練馬文化センター

実に一ヶ月46公演にも及んだ亀治郎さんの巡業、この日が千穐楽。
千穐楽ですもの、東京ですもの、駆け付けましたよ。
でも、、、「操り三番叟」に間に合いませんでした…crying
ここのところの多忙にかまけ、大好きな歌舞伎を観るのが実にじつに、一ヶ月前の亀治郎さんの巡業初日以来。歌舞伎の空気を久々に、吸ってまいりましたgawkheart04

「口上」では、一月間の思い・思い出がたくさんあったのでしょう、皆様いろいろなお話をしてくださいました。

まずは亀治郎さん。
この暑い夏の巡業、一座揃ってひとりも欠けることなく無事に千穐楽を迎えることができて嬉しい、と仰られてました。ことに今年75歳になられる竹三郎さんのがんばりには頭が下がる。若い自分達でさえ帰りたい〜と思う日もあったけれど、竹三郎さんを見ると頑張らねばといっそう気が引き締まる。(やっぱり、よほどのハードスケジュールだったのでしょうね)
また、竹三郎さんには喜寿でぜひ「河庄」の紙屋治兵衛をやってほしい、そうしたら自分が小春をやる!と仰ってました(それ、ゼッタイ観に行きますから〜!)
いっぽう18歳と一番若い巳之助さんも、この巡業を終えると八月歌舞伎が待っている。一部、二部、三部、と全部出るから、一部、二部、三部、全部観にいってください!と繰り返し強調して、笑いを誘ってましたhappy01
ご自分はというと、このあと亀治郎の会、そして9月は演舞場と歌舞伎座、10月にはNHKで「七瀬ふたたび」…ともりだくさんなスケジュール。ぜひぜひ観て下さいと、こちらもきっちりお知らせ(笑)
こんなお話を聞いていると、暑くて厳しい巡業ながら、みなさんで和気あいあいとなさっていたんだなと、なんだかこちらも嬉しい気持ちになります。

そんな亀治郎さんの口上を聞きながら竹三郎さんがしきりに顔をぬぐっているので、どうしたのかと思っていたら、なんと感動して泣いてらしたのです。
きっと温かい言葉に感動したのと、つらい巡業の思いがあいまって、涙になってしまったのでしょう。あまりに純粋な竹三郎さんに、なんと瞬時に私ももらい泣きしてしまいましたcoldsweats01

口上のまとめ役は段四郎さん。ご自分も六十を過ぎたが(巡業中にお誕生日を迎えられたのですよね)竹三郎さんの精神年齢の若さに刺激され、もっとがんばらねばと思われたそう。今日のこの演目も、さらに頑張りますよと、ご挨拶されていました。
この長い巡業を、みんな揃って千穐楽を迎えられたこと、心から感謝申し上げます、と締めくくりました。

この口上は、巡業の楽しみのひとつですね。ことに巡業を重ねてくると、いろいろなエピソードやご当地の話題が聞けたりするので、いつもつい期待してしまいますheart04


「白浪五人男」はいつ見ても楽しめます。
ことにこの日は、お席が4列目の花道より(といってもこの日の花道は、舞台サイドの“仮”のもの)だったので、五人の名乗りのシーンなど、近くで見ることができてとてもラッキィな気持ちでした。
やっぱり近くで見ると、迫力が違います♪
亀鶴さんの格好いいこと!ここのところめきめきと、荒々しい大きな役が板についてきたので、今回の南郷力丸はとても素敵でした。
日本駄衛門の段四郎さんは、さすがの存在感でしたし。
亀治郎さんの弁天は、若くて小生意気で魅力に溢れている感じでしたね。若さゆえの不遜さが垣間見えて、でも根は甘えたくて…といった感じで。今後、もっといろいろな表現をそぎ落としていったら、ますます良くなりそうで楽しみです。
それにしても、本当に巡業にはもってこいの演目でしたね!


…口上の話題が多くなってしまいましたが、このたびの巡業に関しては二度目の観劇ということもあり、内容は落ち着いていて初日のときと劇的な変化はあまりなかったので、演目については控えめな感想になりましたが。。。
過酷なスケジュールの巡業お疲れさまでした。そして各地で楽しませてくださって、ほんとうにありがとうございます。
巡業の醍醐味、近さというのもありますが、そろそろ歌舞伎座などで亀治郎さんがまた見たいなあ。と思った次第です。…秋に、見れますけどねっ!楽しみです。


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