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2009/01/04

国立劇場・初春

1月3日 初春歌舞伎公演 @国立劇場

200901031615000

簡単な感想です。

象引 豊島館の場
筋は単純明快、華やかでわかりやすくて歌舞伎らしさたっぷりで、理屈なしに楽しめる作品。舞台装置のつくりも、衣装も、荒事の演技も型も、もうキラキラしてて楽しいのnotes
いちおう悪人役の三津五郎さん・大伴褐麿の企みも、どこか子供じみてて憎めない。
ただひたすら、歌舞伎という型を楽しめた感覚でした。
で、なんといっても、團十郎さんが出ているということがこのうえなくお正月らしく、嬉しいではありませんか!happy01shine
まだかまだかとまちかねて随分たってから團十郎さん・猛が登場すると、客席は待ってましたの大喝采。本当に、この日をこのときを、待ちかねておりましたよ。
團十郎さんはお元気そう。喜びに溢れて荒事の所作をなさっている姿を見ることができただけでも眼福至極でございます。豪快かつ明るくて華やかで、見るだけでこちらが嬉しくなってしまいます。そんな魅力を、團十郎さんは持っていますよね。
噂(?)の象の登場から象を引くシーン。登場前の、地鳴りのような象の足音がもの凄くて、どんなに恐ろしい象かと思ったら、意外と小さくて可愛い象でしたhappy01耳と鼻が器用に動くの。
これを團十郎さんと三津五郎さんで引き合うのですが、尻尾を持つのが團十郎さん。そりゃ引きやすいって(笑)。象もそんなに引っ張られたら痛いよー。すごい迫力なのかと思っていたので、これまた意外と可愛らしくて、笑ってしまいました。
最後に象を引きつれ花道を引っ込む時には「今日のこの舞台にたち大役をおさめることができましたのも皆様のおかげ」とご挨拶も入れてくださり、客席は大喜び。そこにタイミングよく「おめでとう!」のかけ声がかかったので、会場中同じ気持ちで盛大な拍手を送りました。嬉しかった〜!
團十郎さんの豪快な六方の後ろから、象も同じく六方を踏んで退場するそのさまに、もうめいっぱい楽しませて笑わせていただき、拍手を送らせていただきました。
あーもうこの日はこれを見れただけて幸せ!で、最高のお年玉をいただいた気分でございましたheart

十返りの松
芝翫さんの松の精を筆頭に、ご一族総出のお目出度い舞踊。とても美しい舞台でした。
福助さんと橋之助さんがキレイ〜shine芝翫さんがまたこのうえなく素敵〜shineそして橋之助さんのお子様三兄弟もそろい踏みでしたが、頑張って勤めてました〜shine
構成も楽しくてわかりやすくて、華やかさに満ちていて、観て良かった〜!と思える舞台でした。楽しかったあheart02
そして、謡とお囃子が良かった!謡の歌詞が筋書きに載っていたのですが、これも良かったですねえ。
「幾年月をふる雪に…」からの小鼓の音の素晴らしいこと。「ションガエ〜」のあとに入る笛の音ののびやかなこと。傅左衛門さんが立鼓でしたが、とても素晴らしかった。傅左衛門さんは歌舞伎座にもご出演のはず…きっと駆け足で移動されているのでしょうね。
とにかく華やいだ、素敵な舞台でした。

誧競艶仲町
話はとてもわかりやすい。随所に笑えるところもたくさんある。なのに、なんだかお芝居の中に入り込めませんでしたgawkなんでだろう?なんだかいろいろなことがパラパラした感じに見えました。
「意気地」というのがこの話の根幹にあると思うのですが、その意気地を表す「啖呵」があまりぐっとこなかった、というのもあるかもしれません。話の流れでの盛り上がりが、あまり感じられなかったのかもしれません。
だから、ちょっと感情移入できたり笑えたりするところもあるのですが、それが繋がらないので全体の大きな感動とかにはならなかったんですよね。時間が長く感じちゃったsweat01ごめんなさい。
初日でまだこなれてないというのもあったのかもしれません。以降どんどん舞台が成長してくれることを願います。

余談ですが…
幕間にロビーに出ると、2階のお茶席側のスペースで、芝翫さんがテレビの生出演中!
スタッフの方が「生放送中ですのでお静かに願います」「撮影はフラッシュなしで」というボードを持って…ということは撮影していいの?てことで周囲にはカメラを向けている方もいらっしゃいましたhappy01
司会が山川静夫さんのようでしたので、NHKだったのかしら?
なにを話されていたのか興味シンシンでしたが、残念ながらお声までは聞き取れず。というかお姿も、遠くから覗き見…という感じでしたがcoldsweats01
そういえば歌舞伎座でも、幕間に生中継してたなあと去年のことを思ったり。
いろいろ盛り沢山な、国立劇場初日でございましたheart04

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コメント

>SwingingFjisan様、コメントありがとうございます!
ほんとうに、團十郎さんが見られただけで、幸せいっぱい福いっぱいheart04でした。
やっぱり歌舞伎の舞台には團十郎さんがいなくちゃ!と思います。
最後の演目…私も微妙〜でしたcoldsweats01
今月の国立は、團十郎さんに尽きるかも!ですねshine

團十郎さんの復帰は何よりおめでたいことですね。大らかオーラで劇場じゅうを包んで、魅力たっぷりでしたsign03
ゾウさんもユーモラスで、十分楽しみました。
これを見ただけでも、国立に行った価値があるな、と思いました。でも、最後の演目はリベンジしなくっちゃcoldsweats02

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