« ナニソレ | トップページ | ほっこり »

2009/02/04

みんな一生懸命

今日電車に乗ったときのこと。
小学校一年生くらいの男の子ふたりが、座っていました。
ひとりはなんだかふてくされた様子でひどく元気がない。隣の子は心配そうに、体をほとんど彼のほうに向けていました。
おせっかいおばさんとしては、思わず「ぼく、具合でも悪いの?」と声をかけたくなるくらいな様子。
でも、しばらく話を聞いてみると…

「どれくらい行っちゃうの?」
「2年だよ」
「2年かあ…(ちょっとどんより。でもすぐになぐさめるように)でも2年なんて、すぐだよ!僕達だって、そのまんまだよ!」

どうやら、一人はお父さんのお仕事の都合で、海外に行くらしいのです。

「だって…2年なんて行ってたらさあ…君たちだって、変わるよ。遊びだって、変わっちゃうよ。
それに2年あっちにいたら、ぼく、まっくろだよ!」


どうやら転勤先は、暑い国らしい?

「まっくろかあ…(上手に反論できなかったらしくなんとなく納得…?)でもそしたらさ、君は、
オバマにだって、なれるよ!

それくらい黒くなるような国に行くのか!(笑)オバマは、そんな小さな子にとっても、英雄なのね!
するともうひとりの子、

「黒くなったからって、誰でもオバマになれるわけじゃないんだよ」

…シーン…。
言う言葉もなくなって、転校してしまうお友達をギュッと抱きしめる男の子!(かわいい〜!)


まだまだ年端のいかない彼等には、2年は長いよなあ。
重大事件だよなあ。
でも、そんなに落ち込んでる中、黒いからオバマになれるわけじゃないと、冷静に判断できる彼!
でもって、必死で、なんとかして、友達の気持ちを盛り上げようとしている彼!

みんな、毎日、一生懸命悩みと向き合ってるんだなあ。
どうか彼らが2年を乗り越えられますように!帰ってきてからも、仲良く遊べますように!
…と、会話をなにげに聞いていたおばさんは、つい願ってしまうのでした。

« ナニソレ | トップページ | ほっこり »

コメント

>みゅぅ様、続けてありがとうございますhappy01
かわいかったですよー。(というか、彼等は真剣にこの憂うべき事態に立ち向かっているので、そんな呑気なこと言ってられないんですけどcoldsweats01
一生懸命なんだけど、「黒くなっちゃう」には笑ってしまいました。自分は、外国に行って変わっちゃうんじゃないかって不安だったんだと思います。
そしてお友達も「黒くなっても(変わっても)大丈夫!」と言ってるようで。
大人になれば、2年はやっぱり長いけど、「このひととは離れない」っていう、何か確信みたいなものもできるし、方法もたくさん知ってますものね。
まだまだこれからの彼らには、本当に不安なんだろうと、ちょっとキュンとしました。

素敵~。
今の子って賢いですよね~。
私、小学1年生の頃、引越しちゃう彼のお友達のように友人を気遣っていたかしら?
そして、引越しちゃう彼のように、冷静だったかしら?
きっと私の年齢にとっての2年と、彼らたちの2年は意味が違うかもしれませんね。
でも、同じ場所に帰ってくるのであれば、それが支えになるってことありますよね。
私もこの春に職場の同僚だった子との別れが待ってます。
彼女は旦那さんの転勤で海外に5年間行きます。
寂しなるけれど、関係は崩れないことが何となくわかるんです。
これって、やっぱり年齢のせいかなあ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/106794/27797890

この記事へのトラックバック一覧です: みんな一生懸命:

« ナニソレ | トップページ | ほっこり »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お気に入り☆BOOKS

  • 小川洋子: 「ブラフマンの埋葬」
    ブラフマンという不思議な生き物に関わった私の、ゆるやかな変化の物語。
  • 吉本ばなな: 「デッドエンドの思い出」
    シアワセとフシアワセの境目ってなんだろうかと、そのボーダーラインの不確かさはむしろシアワセな贈り物なんじゃないかと思わせてくれた作品。
  • 駒形克己: 「空が青いと海も青い」
    ぜんぶ広げると1枚の紙になってしまう、不思議な絵本。広げたり畳んだりしてみるとまた、構成が変化しておもしろい。書いてあることは、一言なんだけどけっこう科学的。
  • イワサキユキオ: 「Say Hello! あのこによろしく」
    どのページを開いても、満面の笑顔になっちゃう。笑顔なのに、ウルウルしちゃう。子犬たちの成長が、愛情たっぷりの写真で綴られています。
  • 川上弘美: 「椰子・椰子」
    ありえなさそうなんだけど、ありえちゃうような不思議な日々を淡々と過ごす「私」のへんてこりんなお話。山口マオさんのイラストも可愛い。
  • 西岡常一・小川三夫・塩野米松: 「木のいのち 木のこころ 天・地・人」
    寺社建築に携わる二人の宮大工の棟梁のお話。宮大工という未知の世界の話はとても興味深く、また「真」をみるということは万事共通なんだと感じ入りました。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ