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2010/01/05

今日は国立

1月4日、国立劇場へ。
今年のお正月はかくも歌舞伎三昧となりました。

201001041121001

お正月飾りの入り口。
松の内は、開演前に獅子舞があるので、開演30分前には到着し、ロビーで獅子舞を待ちました。
袴を着けての、太神楽による本格的な獅子舞です。
私の地元でも、獅子舞が各家をまわってくれますが、これは消防団のひとによるもので、装束は半被姿、風情も踊りも雰囲気がまったく異なります。
すっかり楽しませていただきました♪

そして

通し狂言「旭輝黄金鯱」

でございます!happy01

まだ二日目とあって、こなれてないところもあったのかもしれませんが、お正月らしくてとにかく楽しめました。
さすが菊五郎劇団!happy01


以下、ちょっとネタばれあり?ご注意くださいませ~happy01

復活狂言ということで、どんなものかと思いましたが、お話はすごく整理されていてわかりやすい。
内容的にはいろいろな要素がてんこ盛りなんですけどね。
柿木金助という大スターの存在感が大きいので、見やすかったのかもしれません。

菊五郎さん=金助 の宙乗りは、ものっすごく、見ごたえあり!
大凧に乗って空を飛ぶのですが、3階席下手側からスタートし、舞台上手側へ。
客席を斜めに横切るという、予想外の大・大フライング!
おまけに、一階客席の真上でしばらく立ち止り、見得をきったりしてくれるので、滞空時間も長い!
そして着地地点の舞台は、名古屋城の天守閣になるのですが、このセットがまたすごく、客席にせり出しているのです!
客席、やんやの大喝采!でした。
宙乗りのあいだじゅう、いろいろな角度を向いてくださるので、客席どこにいても(たぶん)楽しめると思うのですが、どこで観るかはお好みしだい、という感じでしょうか。happy01
舞台に戻ってから、大凧につなぎとめられていた紐を、菊五郎さん自らはずすのですが、「え?それだけ?」と思うような簡単なもので、よくあれで長時間高いところにいたものだなあ、怖くなかったかしら、などとあらためて心配してしまったのでしたhappy02

金助が金鯱を盗ってから、金鯱観世音を祀った金鯱講という講中を組むのですが、この観世音、あの!俳優祭での「北千住観音」を彷彿とさせる、千手観音なのです~!smile
おまけにBGM(といっておきましょう)は、EXILEですよ~!
思わず、EXILEの、あの回転する踊り(なんていうの~?)をするかと期待してしまいましたわ♪
もうもう、大爆笑!させていただきました!

そして、菊五郎さんの宙乗りと並ぶ目玉演出の、本水シーン!
これは、滝の中で菊之助さんが金鯱と戦うのですが、もーう、すごい迫力!
長丁場なうえに、菊之助さんひとりでの立ち回り、動きっぱなし!なんです!
金鯱を動かす黒衣さんもさぞかし大変なのだろうと。
滝の水を浴びたり、滝壺の中に入って闘ったり、とビショビショになりながらの大奮闘でした。
素晴らしかったんですけど、どうか公演中お風邪など召されませんよう、お祈りしちゃいます。
このシーンが終わって少し興奮もさめたころ、客席一列目のお客様が、水除けのビニールをたたまれているのが目にはいり、客席もタイヘンだったのだなあと、なんとなく可笑しかったhappy01です。

なんだかんだの大騒ぎがあっても、最後にはかならずカタがついて大団円を迎える、菊五郎劇団お正月の復活狂言。
このたびもめでたく落着し、主要登場人物が舞台に並び立ち、渡り台詞を連ねて、キラキラした華やかな幕切れとなりました。

菊五郎さんお得意の「お笑い」要素もふんだんに(でも上品に)含んで、筋立ても演出もたいへん見ごたえあり、しかもお正月らしく、理屈抜きに楽しく、華やいだ気持ちで劇場をあとにできる、国立劇場の新春公演でございましたhappy01notes

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