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2010/01/25

初春大歌舞伎・昼の部

ちょっと日にちがたってしまったのですが、20日にみた歌舞伎座昼の部の感想を少し。

最初の演目「春調娘七草」は初めて拝見しましたが、蘇我ものなのに、なんだかはんなり、お正月に似合う感じ。
静御前と蘇我兄弟がともに踊るという趣向もめずらしく、わーキレイといってるまに終了、という。wink
福助さんの静もキレイでした~confident

「梶原平三誉石切」、幸四郎さんの景時が、想像以上によくて、かなり感情移入して観てしまいました。
ことに、刀の目利きのシーンは、美しくて良かったなあ。
台詞も、今回はよくききとれましたし。
そして、梢の魁春さんの風情がとても良く、このお役に合っていました。父親の六郎太夫の東蔵さんとともに、よい味わい。
秀調さんが囚人の役とはびっくり。私のなかの秀調さんのイメージはとってもノーブルなんですが、でもさすがに役の幅が広くて、しっくりしていました。
いままで何回か観ている演目ですが、今まででいちばん、感情移入できたかも。

そして「勧進帳」、これが良かった!
とっても、良かった!happy02
いままでに何度も観ていて、そのたびに感動するのですが、回を重ねるごとに「あぁ今まで、わかってなかったなぁ」と思い、新たな気づきがあるのです。
歌舞伎を見始めたころは、とても格式ばっていて難解に思え、この演目が人気演目であることがなかなかわからずにいたのですが、最近やっと、なるほどと思えるようになりました。
観るごとに、味があるのです。
今回は、勘三郎さんの義経が素晴らしく。
勘三郎さんて、市井のひとのときなんかはすごく人情味あふれていますが、こうした上品なお役も、ぐっと抑えた感じでとても素敵。
また、梅玉さんの富樫、これがまた良かったのです。
梅玉さんて、義経のイメージでしたので、配役をみたときに「え?富樫?」と思ったのですが、厚みも情もあって、ものすごく良かった。
團十郎さんの弁慶は、いわずもがな。
役者も揃って、そのバランスもよい、素晴らしい舞台でした。
観れてよかった!
「勧進帳」、大好きです!

昼の部さいごは「松浦の太鼓」、この吉衛門さんがまたまた、良かった~!happy02
威厳があって、情が深く、正義感の強い、松浦慎信というお殿様の、ちょっとおちゃめな風情もよく出ていました。
源吾の梅玉さんがこれまた良く、いままで線の細いイメージをくつがえされ、新しい発見をさせていただきました。

初春大歌舞伎は、昼夜ともに、大満足。
じつはこの前の日の夜の部、雀右衛門さんが出演なさったと聞き、もしこの日も出られるなら、夜の部も通しちゃおうかと色めきたったのですが、残念ながらこの日の出演は、なしでした。
その後、また休演が続いているようですが、明日の千穐楽には出られないのでしょうか?
おからだ第一ですが、拝見できないのも淋しいものです。
今後も健康に、日々お迎えなさいますように!

…明日は各座、千穐楽!
私は、浅草にまいりま~す!happy01scissors

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