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2010/01/28

獅子虎傳阿吽堂vol.5松

1月29日 世田谷パブリックシアター

獅子虎傳阿吽堂に行ってきました。
今回は、ゲストに太鼓奏者の林英哲さん、お能シテ方観世喜正さん、歌舞伎からは片岡愛之助さん。
レクチャーとお能一番、歌舞伎舞踊一番、という構成で行われました。
まずはレクチャーから。

レクチャー

まずはご兄弟お三方、舞台に登場。
今回の舞台は、能舞台のようなかたちで奥に橋懸りのような廊下?があり、階段を上って幕にはいる形式。
舞台の奥行きがあるので、通常なら舞台の裏である部分も見えているという感じ。
そして、三方に客席がある。
お三方の自己紹介をしたあと(ご兄弟であること、ご兄弟でお能・歌舞伎のお囃子方をなさっていることなど基本的情報ですね)、ゲストをおひとりづつご紹介。

林英哲さんは、世界で活躍する和太鼓奏者で、日本で初めて和太鼓という民族芸能の楽器を、“板”の上(舞台)に上げた方であり、日本で初めて“ソロ”で和太鼓を演奏するようになった方である。
ご本人いわく、民族芸能は内にエネルギーを秘めている伝統芸能と違って、汗を流して体力を使って、めいっぱいやってなんぼ、というもの。ちょっとアウエーな感じではあるが、頑張ります、と。
そして英哲さん、舞台袖へ。

次にお能シテ方、観世喜正さん。
お能は五流あって、各流派によって表現が違い、実は今週末(だったかな?)の公演では、宝生流と並べてお能を披露し、見比べることができるという趣旨のことをなさるそう。(残念ながらチケットはすでに完売)
今日は「高砂」という、誰でも知っているが、その全貌(?)はあまり知られていないものをやります、と。
実際、客席に向かって「高砂」をよくご存じの方、と聞かれましたが、手を挙げた方、あまりいませんでした。

最後に歌舞伎方、片岡愛之助さん。
愛之助さんは「老松」を披露してくださいますが、歌舞伎役者は拵えをして、白塗りをして、舞台にたっているので、素顔で出るのは(本日は素踊り)ことのほか恥ずかしいそう。
できれば顔だけでも白く塗りたい、とおっしゃってました。
「そういえば玉三郎さんも、同じことおっしゃってました」と傳左衛門さん。
(以前、亀治郎さんも、素顔で出るのって裸で出てるみたいな気がするとおっしゃってましたね)
「でも楳茂都流のお家元になったでしょう、それは素顔で踊りますよね」と傳左衛門さん。「そうですねぇ、少しづつ慣れてきましたけど」
そして、今後の出演スケジュールをお話して、舞台袖へ。スケジュール、10月まで一杯でしたよ。発表できるものでそれだけですから、きっとかなり先まで詰まっているのでしょうね。

さてゲストのなかでひとり、袖に引っ込まなかった喜正さん、実はこのあと喜正さんによる「高砂」の謡のご指導がありました!
まず姿勢を正して。
声はお腹から。
それだけです。
といって、喜正さんのあとについて、客席みんなで声を出しました。
最後の二節は、謡の調子が複雑でなかなかできませんでしたが…みんなで声を出して謡う「高砂」、けっこう頭に入りましたね。
楽しかったです。
客席が謡いおわったとき、傅次郎さん「宇宙がみえた~!」っておっしゃってましたよ(笑)


…と、ここまでで、なんだか長くなっちゃったので、英哲さんによる和太鼓演奏、能「高砂」、素踊「老松」についてはまた後ほど~。

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