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2010/04/16

歌舞伎座第三部

4月14日に第三部を観劇してきました。

201004141513000

今月は、チケットが思うように取れず、第三部はいまのところこの一回かぎりweep
御名残惜しいことでございます。
戻りを期待して毎日WEBをチェックしていますが、どうなることやら。


実録先代萩

…芝翫さんの浅岡は、わが子への愛情、それを押さえて務めに尽くそうとする気概が感じられて、やはり眼目の“別れ”のシーンでは涙が出ました。
あんなに抑えた演技なのに、どうしてあんなに感情が伝わってくるのでしょう。
思い返せばかえすほど、芝翫さんほ浅岡は、派手な立ち振る舞い、演出などはしていないのです。
すべて台詞のみ、しかもその台詞も、聞いていて変化に富んだものではなく、いっさいの「過剰さ」がないのです。
芝翫さんのすごさを、あらためて感じました。

また、子役ちゃんが可愛いのよう。
自分の役目というものを、幼いながらにわかっていて、けなげで、でもまだ母親は恋しいし。
歌舞伎の子役ちゃんの台詞まわしは独特のものがあって、実をいうと歌舞伎を観はじめたころはけっこう違和感あったのですがcoldsweats01いまはそれもすっかり馴染み、
千之助くん、宣生くん、大きくなったなあ、上手になったなあ、とまるで親戚のおばさん目線。

いやそれにしても芝翫さんはすごかった。心に染み入る浅岡でした。

助六由縁江戸桜

歌舞伎座、いよいよ閉場の、さいごの演目は、これか!happy01と思っていましたが、まさにその役割を存分に果たす演目、そして力の入りよう。
舞台は華やかに、そしてなんとも贅沢な役者揃い。歌舞伎ならではの見どころてんこ盛り!

揚巻の玉三郎さんの格別さはこのうえなく。
玉様らしくちょっと笑えるところもあり、でも上品で貫録があり大人の女でもあり。

團十郎さんは、やはりこの方が舞台に出てくるというだけで私は嬉しい!
パァッと華やかになるし、そのおおらかさでこちらまで笑顔になります。

そしてそして、新兵衛の菊五郎さん!
こちらも出てくるだけでオーラ全開、なにをさせてもその役にしか見えない、素晴らしい~!

おひとりだけで物凄いオーラを発散させる役者さんが勢揃いのこの舞台で、なにかが突出することなく、なにもかもがバランスがとれている。
歌舞伎の底力を感じました。


そんな演目が最後を飾るわけですが、
客席の熱気もいまだかつてないものでした。
この日はまだ月半ばでしたが、今日が歌舞伎座みおさめのお客様もたくさんいらっしゃるでしょう、その方たちの、これかぎり、のエネルギーが凄くてそれにも驚かされました。
さいごの歌舞伎座で、精一杯の拍手を送ろう、またとない舞台を楽しもう、という空気に包まれていました。
これが千穐楽だったら、ものすごいんだろうなあと想像でき、その場にやっぱり自分もいたい!という思いにかられましたねbearing
…うう~!やっぱり、千穐楽三部に、行きたい~!typhoon
ダメもとで、これからもWEBを覗きますわ~。(これが混雑の原因ですねsweat02

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