« いよいよ | トップページ | 閉場式・場内沸騰篇 »

2010/05/01

閉場式・場外熱中篇

4月30日 歌舞伎座閉場式・夜の部 に参加して参りました。

いよいよ今日が本当に最後。
私達が普通に入場できるのは今日かぎりです。
なんだかまだ実感がわかないけれど、昨日の夜からドキドキ、ソワソワ。
あまりに落ち着かなくて、夜の部の16時には早すぎる時間に家を出発。

到着した歌舞伎座の前は、ものすごい人、人、人。
テレビクルーや、声を張り上げて通路を空けようとする警備員の方たち。
ダフ屋のおっちゃん。(いるのよねぇ) 
そして何より、最後の歌舞伎座を一目見ようと、カメラに収めようと、沢山の人が歌舞伎座の前に立ち止まり。(これが混雑の原因)

中ではいま、閉場式昼の部が粛々と行われているのでしょう。

その歌舞伎座場外のお店には、それぞれに思い出があります。

穴子の箱めし、玉ゐさん。
早めに行ったつもりが、箱めしはすでに売り切れていて残念無念。
何度か、幕間のお弁当にいただいたのですが、ふっくら穴子が美味しくて。

甘栗屋さんは長蛇の列でしたが、最初に見たときは「品切れ中」の貼り紙、つぎに見たときは「売り切れました」
ずっとずっと、おじさんがひとりで販売していた歌舞伎座名物の甘栗。
歌舞伎座の閉場とともにお店もたたむそうで、寂しいかぎり。
歌舞伎座に向かう地下鉄の、階段のほうまで甘栗の薫りがしていて、歌舞伎座正面のシンボルみたいな存在。
香ばしい栗は観劇の楽しみでした。

歌舞伎そばも長蛇の列。
歌舞伎そばは5月下旬から、近くに別店舗を設けて営業するということだったけれど、この場所でいただけるのは最後。
私も並んで、ざるかき揚げをいただきました。(おそばだから回転早いの)
観劇の休憩時間にダッシュして来たこともあったので、やはり名残惜しい。
店内にはお馴染みさんも、何人もいらしていました。
安くて美味しくてボリュームたっぷり、なによりお店の方の元気な笑顔が嬉しい場所でした。

歌舞伎座には、歌舞伎以外にもこうした「名物」がたくさんあって、それに触れると「歌舞伎座に来たんだ」という気持ちを盛り上げてくれたものです。
お味もさることながら、売っている方々の笑顔やなにげない会話が温かく、それもひっくるめて「歌舞伎座」でした。

そんなシーンも見納めと、写真を撮る方、買い物をする方…とごった返していた歌舞伎座前。
今月は、目のまわるような忙しさだったろうと思います。
本当にありがとうございます。
最後まで楽しませていただきました。

新しい歌舞伎座でも、願わくばこうした風味が失われませんように。

本当にありがとうございます。

« いよいよ | トップページ | 閉場式・場内沸騰篇 »

コメント

>SwingingFjisan様、コメントありがとうございます!
すっかりお返事が遅くなりほんとうにスミマセン。

箱めしは残念でしたが、仰るようにお味とともに香りも、歌舞伎座の印象をつくりあげていましたよねconfident
そこにあるだけで、絵になっていました。
ちょっと古風な親しみやすい歌舞伎座のお店たちの風情は、大切な思い出ですね。

>みゅぅ様、歌舞伎座には売店がたくさんあるので、いろんな名物があります♪
歌舞伎座の閉場とともにそれらも閉じてしまうのは残念ですが、やってらした方にはそれぞれの思いもおありでしょうし仕方ないですね。
だからよけいに思い出、大切ですconfident

今頃ごめんなさい。
箱めし、残念でしたね。お求めになれたかしら、と思っておりました。私は、甘栗も鯛焼きもお蕎麦もぜ~んぶ目だけで御名残をしてきました。お味だけでなく、それぞれの香りが歌舞伎座の建物とセットになって記憶に残っています。

こんにちわ。
歌舞伎座の周りにこんなに名物があったなんて、知りませんでした。
そして、mamiさんが1つ1つの思い出をちゃんと覚えていること、そして感謝している姿に感動しました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/106794/34466270

この記事へのトラックバック一覧です: 閉場式・場外熱中篇:

« いよいよ | トップページ | 閉場式・場内沸騰篇 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お気に入り☆BOOKS

  • 小川洋子: 「ブラフマンの埋葬」
    ブラフマンという不思議な生き物に関わった私の、ゆるやかな変化の物語。
  • 吉本ばなな: 「デッドエンドの思い出」
    シアワセとフシアワセの境目ってなんだろうかと、そのボーダーラインの不確かさはむしろシアワセな贈り物なんじゃないかと思わせてくれた作品。
  • 駒形克己: 「空が青いと海も青い」
    ぜんぶ広げると1枚の紙になってしまう、不思議な絵本。広げたり畳んだりしてみるとまた、構成が変化しておもしろい。書いてあることは、一言なんだけどけっこう科学的。
  • イワサキユキオ: 「Say Hello! あのこによろしく」
    どのページを開いても、満面の笑顔になっちゃう。笑顔なのに、ウルウルしちゃう。子犬たちの成長が、愛情たっぷりの写真で綴られています。
  • 川上弘美: 「椰子・椰子」
    ありえなさそうなんだけど、ありえちゃうような不思議な日々を淡々と過ごす「私」のへんてこりんなお話。山口マオさんのイラストも可愛い。
  • 西岡常一・小川三夫・塩野米松: 「木のいのち 木のこころ 天・地・人」
    寺社建築に携わる二人の宮大工の棟梁のお話。宮大工という未知の世界の話はとても興味深く、また「真」をみるということは万事共通なんだと感じ入りました。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ