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2010/06/26

佐倉義民傳@コクーン

6月25日、昼の部 を鑑賞してまいりました。

…いやいやこれ、総じてすごい「チャレンジ」だよなー、と思いました。

「コクーン歌舞伎」×「勘三郎」の場合、一般にはやはり「エキサイティング」なものを期待してしまうじゃないですか。
(あ、ワタシはそうなんですけどcoldsweats01
なんか、いつもと違ったことをやってくれるんじゃないか、すっごい派手なんじゃないか、もう会場は興奮の坩堝なんじゃないか、とかって。
と同時に、「歌舞伎」としての骨子は、絶対にはずさないでいてくれるという、圧倒的な信頼感もあり。

なんですが。


…じつは今回めずらしくちょい辛口なので、いちおうたたみます。
筋には触れてませんけど、これからご覧になる方はご注意くださりませ~confident

今回は、比較的「平常心」が貫いていました。
演目じたいがそういうものだったのですが、例年のような派手な演出はなく。
新たな挑戦としては「ラップ」を取り入れているというのがあったわけですが
これがうまくかみあっていたかというと、私的にはちょいビミョー。

伝えたいことはよくわかるし、それを伝えるのにラップを使用したという意図もわかる。
人を信じる、平常心でいるという中からもりあがった「なにかを変えよう」というチカラは
平常心のように、てこでも動かない情熱をもっている、
ということが、ラップで伝えられる効果の強さというのも存分に感じましたが

なにかしっくりこない。

観る私に問題があるのか、それとももう少し舞台としてこなれてくるときがくるものなのか、
わかりませんが

ま、正直いって
ラストのラップの盛り上げ方に関しては、
コレ新感線だったら、ライブ会場みたいに盛り上がっちゃうだろうよ~!勿体ない!
って思いました。
歌舞伎ファンのおば様方には、どういうふうにノッたらいいかわかんないんだYO!

…そんなわけで、
「平常心」な演目に、ラップをのっけてきて、それをコクーンでやった、っていうのが
「チャレンジ」だなーと思った由縁なのでありました。


ラップのとこはね、勘太郎くんがいたらよかったのになー、って思いました。
ちょっと、上手そうじゃないですか?
勘太郎くんがラップの群衆のなかにいたら、観客のノリももう少し違ったんじゃ。

勘三郎さんと、子役ちゃんのやりとりには、泣けましたよ~。
せっかくうるうるしてたのに、そのあと警官が「ピピピピ~!」ってきたからがっくりさ。

ちょっと辛口でしたが、
こういうテイストは、去年のクドカンとともに、これからだいじに育てていってほしい。
歌舞伎に、新しい風を入れるって、並大抵じゃありませんね。
期待しておりまする。

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