箱根の秋
11月さいごの日、箱根に日帰りの小旅行。
お目当ては、箱根美術館の苔と紅葉のお庭です。
バスでの旅行でしたので、交通は楽々、時間を気にすることもなく、思うまま気の向くまま、楽しんで参りました
お天気はどうかと心配していましたが、この日はなんと!雨は降らず、気温は高く、外歩きにはちょうどよい気候。
ただ、紅葉のいちばんいい時期はもう過ぎてしまっていて、標高の高いところはもう茶色っぽい山。
でも少し降りると、まだまだ楽しめるところも多くありました。
箱根美術館は、陶器の美術館です。
縄文時代のものから、江戸時代のものまで、時代をまたがって様々なものを展示しています。
私にとって今回、お庭がメインで、陶器はあんまり、といったところだったのですが、いざ見てみるとかなり見応えがありました。
ことに、縄文のものは大きな甕のようなものが多数展示されており、あんなに大型のものを制作する技術があったのかとびっくり。
今のやり方でいえば、おそらく手びねりに近い技法なのですよね?もうびっくり、です。
伊万里の絵付けはやはり美しいですし、信楽の素朴な焼きむらには味わいがありました。
陶器をみて、ふと視線を移すと、窓の外にはすばらしい箱根の山の借景と、竹と紅葉と苔の美しいお庭。
実に風情がありました。
館の方によると、この庭にある石は、みな箱根にもともとあったもので、どこかよその土地から切り出してきたものではないとのこと。
すべて箱根の自然の恵みからつくられたお庭だということを、とても誇りに思ってらっしゃるようでした。
お庭は広く回遊式で、お茶室や東やが点在し、池には鯉がゆったりと潜んでいたりして、ゆっくりと歩をすすめながら楽しみました。
もう秋も終わりだなあ。
終わりかけだけど、箱根に来れて良かった。
写真があまりうまく撮れませんでしたお庭の雰囲気だけ。
もっと腕を磨かなければ
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