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2011/11/30

箱根の秋

11月さいごの日、箱根に日帰りの小旅行。
お目当ては、箱根美術館の苔と紅葉のお庭です。
バスでの旅行でしたので、交通は楽々、時間を気にすることもなく、思うまま気の向くまま、楽しんで参りましたheart04

お天気はどうかと心配していましたが、この日はなんと!雨は降らず、気温は高く、外歩きにはちょうどよい気候。
ただ、紅葉のいちばんいい時期はもう過ぎてしまっていて、標高の高いところはもう茶色っぽい山。
でも少し降りると、まだまだ楽しめるところも多くありました。

箱根美術館は、陶器の美術館です。
縄文時代のものから、江戸時代のものまで、時代をまたがって様々なものを展示しています。
私にとって今回、お庭がメインで、陶器はあんまり、といったところだったのですが、いざ見てみるとかなり見応えがありました。
ことに、縄文のものは大きな甕のようなものが多数展示されており、あんなに大型のものを制作する技術があったのかとびっくり。
今のやり方でいえば、おそらく手びねりに近い技法なのですよね?もうびっくり、です。
伊万里の絵付けはやはり美しいですし、信楽の素朴な焼きむらには味わいがありました。

陶器をみて、ふと視線を移すと、窓の外にはすばらしい箱根の山の借景と、竹と紅葉と苔の美しいお庭。
実に風情がありました。
館の方によると、この庭にある石は、みな箱根にもともとあったもので、どこかよその土地から切り出してきたものではないとのこと。
すべて箱根の自然の恵みからつくられたお庭だということを、とても誇りに思ってらっしゃるようでした。

お庭は広く回遊式で、お茶室や東やが点在し、池には鯉がゆったりと潜んでいたりして、ゆっくりと歩をすすめながら楽しみました。
もう秋も終わりだなあ。
終わりかけだけど、箱根に来れて良かった。

347

写真があまりうまく撮れませんでしたcoldsweats02お庭の雰囲気だけ。
もっと腕を磨かなければbearing

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コメント

>Carmen様、陶芸家の方のお話、深いですねえ。
確かに、私たち日本人は、陶芸に通じてなくても、ひび割れを模様のように見立てる心があるように思います。
ピン…という音も、感じるところがありますねえ。
水琴窟を楽しむ、というのも、ちょと通じるものがあるかもしれません。

器は、生きていますね。
日本人は、身の回りのすべてのものに「命」を感じていたのかもしれません。
現代の私たちも、忘れてはいけない気がいたしますconfident

箱根で秋の最後を味わうプチ旅行…
いいですね~

先日ある陶芸作家とお話していて、「貫入」の話が出ました。
日本人は使ううちに器に入る貫入(ひび割れ)を「景色」とみて楽しむ文化があるが、
西洋にはない、ただ割れてるとしか受け取られないとのことでした。

そして、この「貫入」が入るとき、器が「ピン…」と小さな音を立てて泣くのだとか。
静かな中で作業をしていたら、本当に「ピン」というかすかな音が聞こえました。
どの器に貫入が入ったのかはわかりませんでしたが、
確かに器は生きているのですね。
面白い体験でしたhappy01

>みゅぅ様、今年は暖かい日が続き、しかも寒い日がぽつぽつとすべり込んできて、だんだんと秋、という感じではなかってですものね。
箱根では、19日の大雨で、紅葉した葉っぱも吹き飛んでしまったようです。
でもこのお庭は、ステキでしたmaple
本当に、しっとりゆったり、落ち着いた気分になれます。
日本人でシアワセだなあheart04と思います!

こんにちわ。
今年の紅葉は、なかなか進まず、予定を合わせるのが難しかったみたいですよね。
ずっと気温が高かったですもんね。

綺麗なお庭ですね。
赤の椛が、とっても綺麗です。

こういう素敵なお庭って、ず~っといられますよね。
何も考えず、ただただ庭を見ているだけでも、充分贅沢な時間になるんですよね。
こういうのって、日本人の血なのかしら?

>すぱいらる様、ありがとうございます!
体調は、なかなか咳が取れないほかは無事復活しました。
でも最近は、気温の変動も激しいので、なるべく早く寝るようにつとめています。

箱根、いいですよhappy01heart04自然に囲まれ、美術館もたくさんありますし、温泉も楽しめるし!お食事も美味しいところがたくさんあります。
横浜からは、いちばん気軽に行ける観光地です。
都内近辺からでしたら十分日帰りもできますので、東京に出てくる機会ありましたらぜひ足をのばしてくださいね!shine

その後体調はいかがでしょうか? 写真きれいですよ?とっても赤い色がきれいです。箱根に行ったことがないのですが、mamiさんの記事を読んで、行ってみたくなりました。陶器ってぬくもりを感じます。

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